『ドキュメンド72時間』、今夜は「香港 チョンキンマンションへようこそ」。
うーむ、これはどちらかというと『クレイジージャーニー』の守備範囲ではないのか、と思いつつ観賞。こういう「いかにも何か起こりそうな場所」だと、単なるドキュメンタリーになってしまうんだよなあ。
何気ない場所の人間模様がこの番組の魅力なのに。
『怒り新党』の「新・3大」と同じように、ちょっとネタ切れの感じはある。
もちろん、面白い回もあるのだけれど。
僕は香港には10年くらい前に行ったきりなのだが、ショッピングにもグルメにもあまり興味がない人間にとっては、とにかく人が多くて道が混んでいて、繁華街では誰かが何かを叫んでいる街、という印象だった。
まあ、要するに普通の「都会」なのだ。
もちろん本場の中華料理は美味しいのだけれど、有名店は大概日本にも支店があるし。
海外のディズニーランドは空いていると思い込んで香港ディズニーランドに行ったら、日本顔負けの大混雑で、新しく導入されたというバズ・ライトイヤーのアストロブラスターに2時間半待って乗って、「何だこの子どもだましの光線銃アトラクションは……」とがっかりしたことを覚えている。
後に日本で乗ってみると、コツというか得点のルールを把握すれば、けっこう面白いんだけどさ、アストロブラスター。長男はディズニーランドでは、これがいちばん気に入っているのではなかろうか。
チョンキンマンションには行かなかったというか、存在そのものを知らなかったのだけれど(たぶん、旅行ガイドで積極的に紹介されるようなところではないのだろう)、世界各国の人が「ここは落ち着く」と言う場所を「なんか危ない場所だな」と思ってしまうのも、申し訳ない気はするのだけれど。
「森友学園」の問題は相変わらずなのだが、Twitterで安倍首相を批判する人たちの下品さには閉口することが多い。
作家の中沢けいさんが、「卑怯極まりなしのとっちゃん坊や」とか書いているのをみて、幻滅してしまった。
僕は安倍首相を積極的に支持しているわけではないけれど(ただ、安倍首相がとりあえず安定した政権を築いていることは、良いことだとは思っている)、森友学園のことで批判をするのなら、「こういうところが問題だ」と言えばいいだけのことで、「とっちゃん坊や」とか変な渾名みたいなのをつけなくてもよかろうに。
作家が他人を批判するのに、そんな雑な言葉を使うのか。
中沢さんは「若作りのおばちゃん」とか言われても、怒らないのか?
「自分が正しいと思っている人たち」の中には「正しいからどんな言い方をしても良い」と傲慢になっている人が少なくない。
正しいと思っているなら、なおさら、相手に反発されないように、伝わりやすいように言葉を選ぶべきだろう。
そもそも、一国の首相となれば、こういう嫌がらせみたいな言葉にいちいち反応するわけにもいかないわけで、それは「抵抗できない人をリンチにする」ようなものではないのか。
権力者を批判するのと、人格を茶化すのは違う。
まあ、権力者を茶化すことすらできない世の中も怖いのだけれど。
正直、安倍さんの政策には支持できないものが多いのだが、安倍さんを声高に批判する人たちがあまりに無礼なので、安倍さんをちょっと応援したくなってきている。
24時に就寝。今日はけっこう疲れた。
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