じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

月9のドラマ『貴族探偵』第1話は、1時間半がすごく長く感じた。

 朝から豪雨。
 昨日はやたらと暑かったと思ったら、今日はこんな天気とは……
 まあ、春らしい、とも言えるのかもしれないが。

 月9の『貴族探偵』の第1話を観た。
 なんというか、1時間半がけっこうつらい。
 最初から登場人物が多くてゴチャゴチャしているし、事件そのものもなんだか説明的なわりには開示されている情報が少なく、引き込まれる要素がない。
 嵐の相葉さんのファンでもないかぎり、観ているのがかなり苦痛なドラマではなかろうか。
 そもそも、貴族探偵はあんまり出番がないし(これは原作もそうなのだが)。
 松重豊さんと中山美穂さんがこんな役を……という、なんともいえない感慨に浸ってしまう。
 もともと、テレビドラマ向けの題材じゃなかったんだよなあこれ。
 正直、月9はまた、爆弾抱えてしまったなあ、というドラマで、これを観ようと思うのは、出演者の大ファンくらいのものだろう。
 ライバルの女探偵を出して盛り上げようとしたのかもしれないけれど、第1話は、もうちょっとシンプルにすればよかったのでは……
 いちいち言葉の説明が出てきたり、駄洒落を聞かされたりするのも鬱陶しい。
 僕はもう、第1話だけでリタイアします。

 山本幸三地方創生担当相が「一番のがんは文化学芸員」などの発言を撤回。
 こういう発言を聞くたびに「がん」の患者さんが、どれだけ「がん」という言葉に敏感か考えてみてほしいと思う。
 別に「がん」そのものに気を遣う必要はないのかもしれないけれど、「がん」という言葉で自分や家族の病気のことを思い出す人は多いはずだ。
 好きで「がん」になる人なんていない。
 「一番の問題は文化学芸員」でも意味は同じだろうよ、内容が正しいかどうかはさておき。
 政治をやる人が、こんなに言葉が軽いというか、いろんな立場の人への配慮が足りないというのは、悲しいというか情けないことだ。
 そういう人を選んでいるのは、有権者の責任なわけだし。

 夜、ようやく雨がやみ、25時に就寝。


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貴族探偵 (集英社文庫)

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