じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

多くの人が「もう自民党でいいよ、めんどくさいから」って思った選挙だったんじゃないかな。

 台風接近。九州北部では、お昼くらいまでは風は強いが雨はパラパラ、という感じ。
 今のうちにと投票に出かけ、ついでに買い物に行く途中で、パリーグのCS第5戦の中継を聴いていたら、ホークスの柳田選手が電撃復帰していた。えっ、このあいだまで、まだバットも振れないって、言ってなかったっけ?
 もちろん、万全ではないのだろうけど、鈴木誠也エルドレッドを欠くカープとしては(安部は復帰してきたみたいで喜ばしい)、柳田まで帰ってきたのか……とぼやきたくなる。
 そもそも、カープは今日も雨天中止で、DeNAとの対戦成績は、アドバンテージ込みで2勝2敗。ホークス云々じゃなくて、まずはCSをなんとか突破しなくては。
 ソフトバンクは柳田の内野安打を起点に、初回に3点先制。あとはもう「ホークス日本シリーズ壮行試合」のような雰囲気だった。7−0で圧勝し、一足先に日本シリーズへ。
 うーむ、正直、楽天だったら、いい勝負になるんじゃないか、とか、薄暗い期待も、ちょっとあったんだけど……


 衆議院選挙は、与党の圧勝に終わった。
 というか、小泉進次郎さんも言っていたように、「今回は相手のほうの失策が多かっただけ」なのだが。
 池上彰さんの開票速報を観ていたのだけれど、なんだか今日はつまらない。
 池上流に飽きてしまったのか、今回の選挙結果が「まあこんなものか」という、感じだったからなのか。
 それにしても、安倍晋三首相は強運の人だなあ。
 稲田防衛大臣の任免や「もり・かけ問題」など、さすがに長期政権の歪みが出てきたか、とみんなが思っていたところで、民進党と希望の党の合流と、小池都知事の言動で、野党が激しくイメージダウン。サッカーでいえば、試合開始のホイッスルが鳴ってからずっと、オウンゴールをドヤ顔で決め続けているような感じだった。
 そりゃ負けるだろ。
 でも、希望の党って、それでもこんなに投票する人がいるんだな。
 まあなんというか、多くの人が「もう自民党でいいよ、めんどくさいから」って思った選挙だったんじゃないかな。

 寝る前に、菊花賞を録画観戦。
 馬場状態は不良だし、台風は接近しているし、開催されるかどうか、と思っていたのだが、G1となると明日や来週に順延、というわけにもいかないのか(来週は府中で秋の天皇賞も行われるし)、悪天候のなか、予定通りの発走となった。
 いやまあしかし、ただでさえ難解なメンバーなのに、この馬場状態では……と思いつつも、2歳時に不良馬場で圧勝したことがあるのと、武豊騎手騎乗の魅力もあり、ダンビュライト本命で、けっこう買ってしまった。ギャンブルとして考えると、これほど魅力的なG1というのも、あまり無いわけで。
 馬も騎手も泥だらけになり、疲れ果ててゴールにたどり着いた淀の3000m。
 スローの瞬発力勝負全盛の日本競馬としては、大変珍しいタイプのレースになった。
 ダンビュライト、直線入口で先頭に立ったときには、「もらった!」って思ったんだけどなあ……そこから伸び切れず、5着まで。
 まさか、直線入口で並んでいたクリンチャーのほうが2着に粘るとは。
 勝ったのは、7枠13番のキセキ。ああ、デムーロ、やっぱりデムーロ、終わってみればデムーロ!!
 ただ、馬券はなぜか獲れてしまった。
 この馬場だし、内枠先行有利の菊花賞で有力馬がみんな外枠だったので、7枠から、ステイゴールド産駒と先行馬が多い、1、2、3枠への枠連を買っていたのだ。
 枠連7−7もあったので、確定まで安心していられたけれど、本命だったダンビュライトが7枠でいちばん下の着順とは。ポポカテペトルって、ディープの子なのにズブいなあ。今日はそれがプラスになった感じはするけど。
 あんまり威張れる的中ではないが(クリンチャーは先行できなかったわけだし)、全く当たる気がしなかったレースだけに、けっこうありがたかった。
 キセキに関しては、もともと3000m向きとは思えず、今日も位置どりが後ろのほうだったので、この馬場じゃ用無しだなと道中はみていたのに、強いなこの馬、そして、こんなコンディションでも、最後まで真面目に走る馬なんだな。
 
 来週はキタサンブラックが登場。今年限りでの引退が発表されているのだが、宝塚記念での敗戦は重馬場なのか疲れなのか枠順なのか気まぐれなのか。
 この馬がどの枠に入るかは、けっこう重要だな。

 25時に就寝。


キセキ(通常盤)

キセキ(通常盤)