じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

ラグビー・ワールドカップ準々決勝の日本代表対南アフリカ代表戦と菊花賞で令和のユタカ・マジック

 ラグビー・ワールドカップ準々決勝の日本代表対南アフリカ代表の試合をテレビ観戦。実は今回のワールドカップの試合を観るのは、これが初めてだった。しかも、後半から。
 ずっと日本代表は押し込まれていたものの、なんとか3対11で辛抱していた。しかしながら、南アフリカ代表が追加点をあげて突き放したところで、一気に攻勢に出てきて、あとはもう、一方的にやられてしまった。ああ、もっと早く、にわかラグビーファンになっていればよかった……
 ただ、65分の南アフリカスクラムからどんどん日本の陣内に押し込んでいって、そのままトライにつなげた場面などは、観ていて「やられた!南アフリカって、本当に強いな!」と、むしろ爽快感すらあった。世界の壁を破る日本代表、という物語に酔いしれながらも、世界の壁というのは、そんなに甘くない、というのを観たい、という背反する気持ちだったのだ。
 最後まで、日本代表は、よくファイティングポーズを取り続けたと思う。最後に、もうひとつトライを狙っていた南アフリカがボールを外に蹴り出して試合を終了させたのは、小さな勝利であり、日本代表への敬意のようにも感じた。
 4年前は、予選リーグとはいえ、この南アフリカ代表に勝ったんだよなあ。あらためてすごいことだし、そりゃ世界も驚くはずだ。

 みんなが寝静まったあと、菊花賞を観戦。
 距離は未知数だし、外目の枠は不利ではあるけれど、この相手ならヴェロックスが2枚くらい抜けている、と本命にしたのだが、先行策からスムースな競馬をしたものの3着まで。
 勝ったのは、武豊騎乗のワールドプレミア。
 予想の難しいレースだが、素直にトライアル組を評価しよう、と決めて、ワールドプレミア対抗、以下、レッドジェニアル、サトノルークスとしていたのだが、ワールドプレミアはパドックで入れ込みが目立っており、これで菊花賞の3000メートルは厳しいなあ、と購入金額を減らしていたのだ。
 ところが、あんなに落ち着きがなかったはずなのに、レースになると好スタートから内の前目に入り、ヴェロックスを見ることができる位置取りで折り合い、直線で内の空いたスペースにうまく潜り込んでの快勝。ユタカ・マジックをG1で久々に見た。
 馬券的には、7枠から買っていたので、安いながらも的中。まあ、ヴェロックスの他に、ホウオウサーベルとサトノルークスが同枠にいるから7枠からの枠連にした、という面もあるので、ラッキーでもあり、作戦勝ちでもあるか。
 終わってみれば、神戸新聞杯セントライト記念皐月賞、ダービーの勝ち馬不在のなかで、神戸新聞杯の3着、セントライト記念の2着、神戸新聞杯の2着が1~3着だった。セントライト記念の最先着馬って、どんなにレースレベルが低そうにみえても、けっこう来るんだよなあ。
 武豊騎手は、昭和、平成、そして令和と3つの元号での菊花賞制覇となった。今日のレースは、お見事!としか言いようがない。
 340キロくらいしかない牝馬、メロディーレーンの5着にも、けっこう驚いた。心肺機能がとても強い馬だ、という調教師のコメントはみていたのだが、掲示板まで来るとは。