朝から講義。今週から来週にかけての気が重い仕事の第2弾。
人前で話をすることそのものがプレッシャーだし、聞いている学生たちもあんまり面白くないんだろうな、などと思いはじめると、どんどん憂鬱になってくる。
今日はちょっとしたトラブルもあり、終わったらドッとくたびれた。でもまだもう1回ある。
僕が学生時代に「面白い」と感じた講義をした先生たちは、ものすごく下ごしらえをして、がんばっていたんだな、と、自分はその立場になってみるとわかる。
しかし、講義というのは、一生懸命やろうとすればするほど準備に時間がかかり、評判が良かったからといってギャラに反映されるわけでもないので、コストパフォーマンス悪いよなあ。
仕事を終えて、部屋の片付けの続きをして、夕食を摂った。
帰りに某レンタルDVD店に寄って、何枚か借りようとしたのだが、いきなり店員さんに「登録されている住所が遠いんですが、住所変更などありませんか?」と尋ねられて驚いた。
いやまあ、確かに車で1時間くらいはかかるけれど、十分通勤圏だと思うのだが……
まあ、このチェーンで借りるのははじめてだったので、返さないつもりではないかと警戒されたのかな。
とはいえ、こちらとしては、あまり感じの良い話ではなかった。
少し離れた場所にあるTSUTAYAには、長年通っているけれど、そんなこと確認されたことないぞ。同じ住所なのに。
単に、TSUTAYAのほうは「実績」があるから、ちゃんと返してくれるだろうと信頼されている、というだけの話か。
それにしても、ちゃんとそういうのを確認するようなシステムになっているのだな。
本当に借りパクするつもりの人でも、絶対「安心してください」って言うだろうから、愚問だとは思うのだけど。
『2016年本屋大賞』のノミネート10作が発表されたのだが、芥川賞、直木賞、『このミス』などと候補が重なっていて、今回は新鮮味に欠ける。10作のうち、既読が9作という「準パーフェクト」とは。
ここまできたら、「天和」を達成してみたかったが、10中9作と10作コンプリートでは大いに難易度が異なるのだ。
これはスマホゲームのコンプガチャで学んだ。
それにしても、『教団X』だけはわからん。あれは秘宝館みたいな小説で、ネタとしては面白いかもしれないが、真面目に読むような作品だとは思えない。
でも、高く評価する人が、けっこういるのだよなあ。
あのへんの世代の作家たちの「仲良し感」が僕はあまり好きではない、というか苦手だ。
25時に就寝。
- 作者: 深緑野分
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/08/29
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (10件) を見る
- 作者: 深緑野分
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/08/29
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る