じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

そうか、今日は日本代表が、ドーハでイラク代表相手に、ロスタイムに決勝点をあげて、勝ったんだな。

雪かきをしてから出勤。
途中、助けてもらったりしながらも、なんとか職場に到着した。
大渋滞の車のなかで、テレビのワイドショーの音だけ聴いていたのだが、元兵庫県議の野々村被告の公判が大きく採りあげられていた。
本人が出廷を拒否していたということもあって、今回はあらかじめ勾留されてからの出廷となり、被告が地裁に入ってくるところまで生中継しようとしていたらしい。
いろんな意味で、世間の関心が高い事件であることは間違いないけれど、そこまでやるようなことなのだろうか……本人は政務活動費を疑惑の分だけでなく、全額返済して議員辞職もしているのだし。
それもあって、裁判では、おそらく執行猶予になるのではないか、と現地レポーターは言っていた。
うーむ、それなら、あまり波風立てずに裁判を受けて、執行猶予をもらっておいたほうが本人としては得だと思うのだが……
世間的にも、こういうのって、「まあ、良くないことだけれど、多かれ少なかれ、こういうことをやっている地方議員っているんじゃない?」というのが率直な見かたではないだろうか、悲しいことだけど。
あの号泣会見がなければ、みんな「そんな事件、あったっけ?」と、もう風化していたはず。


夕方、裁判でのやりとりを見て驚いた。
野々村被告は、「覚えてません」を連呼し、記憶障害をアピールしていたという。
正直、この人が、怖くなってきたよ……
いや、死刑になりそう、とかだったら、苦し紛れにでもなんらかの言い訳をしようとするのはわからなくもないのだ。
それが、傍からみれば失笑ものであったとしても。
だが、野々村被告はしおらしくして裁判を受ければ、少なくとも刑務所には入らなくてもすむ。
執行猶予は無罪と同じ、というわけにはいかないだろうけど、刑務所に入るか入らないかは普通の人間にとっては、大きな違いだろう。
堀江貴文さんのように、自分の信念を貫いた結果ならともかく、こんなコントみたいな言い訳に、何かメリットがあるとは思えないのに、それをあえてやるというのは、「ふつうじゃない」。
こういう人が地方議員になっていたというのは、非常に怖い。
まあでも、ここまでくると、「病的」ではあるよなあ。
もしかしたら、ただひたすら話題になりたくて、「セルフ炎上」してるの?とか、勘ぐってしまう。


男子サッカー、リオ五輪最終予選準決勝・イラク戦。
日本代表がいい形で1点先制し、今日は安心して見ていられるな、そんなに夜更かししないで済むな、と思いきや、前半終了間際に同点に追いつかれてしまった。
イラクはとにかく、タフなチームだなあ、という印象。
ああ、今日も延長か……と思った後半ロスタイム、原川がペナルティエリア外からのスーパーゴール!!
ずっと、解説の松木さんの「オーイ!」が煩わしかったのだが、この直後の「もうこれでいいだろ」には、共感せずにはいられなかった。
ほんと、この最終予選、結果的には5連勝だけど、ずっと厳しい試合続きだったしなあ。
ところで、手倉森監督、ずっと左肩痛いって、心臓、だいじょうぶ? プレッシャーも大きかっただろうし。


そうか、今日は日本代表が、ドーハでイラク代表相手に、ロスタイムに決勝点をあげて、勝ったんだな。
ドーハの悲劇」から、もう23年も経つのか……