じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

小保方晴子さんの手記『あの日』が、講談社から発売されるらしい。

 午前中は講義、午後からは病棟業務にカンファレンスなど。
 とりあえず、ずっと懸案だった講義が終わってひと安心。
 インフルエンザが流行してきているせいか、具合が悪そうな学生が多かった。
 単に講義が眠かっただけ、かな……
 僕は人前で喋るのが大の苦手なので、講義というのは当直の次くらいにつらい仕事だ。
 おまけに、業務の一環とやらで、どんなに準備に時間をかけても、別にギャラが発生するわけでもなく、コストパフォーマンスも悪い。しかも、ちゃんと準備すればするほどコスパは悪化していくのだ。
 僕が学生のとき、面白い講義をしてくれていた先生たちは、本当にすごいな、と今になって思う。
 僕は学校の先生にならなくて(なれなくて)よかった。

 ずっと気にかかっていた仕事を終えたので、調子に乗って散在してしまった。
 あとで考えてみると、別に今必要でもなさそうなものだったのだが。
 ストレス解消が買い物とかネットというのは、精神衛生上、誠によろしくない。
 フィットネスとか瞑想とかにしたいところだが、せめて読書とか映画鑑賞に置き換えたい。
 だが、それだと僕にとってはあまりに日常的すぎる。

 小保方晴子さんの手記『あの日』が、明日(1月28日)発売されるらしい。
 おお、幻冬舎、またやったか!と思いきや、講談社からの出版。
 これまで発表されている資料や、科学を専門とする新聞記者が綿密に取材をして書いた本を読んだ限りでは、STAP細胞とされているものは、存在しないと僕も思う。
 だが、小保方さんが、それをわざとやったのか?というのは結局のところ、僕にはわからないのだ。
 たぶん、本を読んでも、わからないんじゃないかな。
 結局のところ、人の心の中って、本人にしかわからない。
 いや、本人にだって、わからないのかもしれない。
 とりあえず、『あの日』を読んでみるつもりではいるのだけれど。

 24時に就寝。


あの日

あの日

あの日

あの日