じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

フェブラリーSはモーニンが圧勝し、小倉では川田騎手が感謝の涙を流した。

日曜日の朝から、長男はy嫁と塾のテストに出かけていった。
最近の子供は、せっかくの日曜なのに、大変だなあ……
でも、そうやって子供を大変にしているのは、僕たち親なんだよな。
それが将来の子供の幸せにつながるのかどうか、正直よくわからないのだが、こういう学歴志向ロードに足を踏み入れてしまったからには、そこでうまくやっていくしかないのだろう。
やりすぎないようには、注意しなければと思うけれど、どこからが「やりすぎ」なのか、線が引かれているわけでもないのだよなあ。

次男と留守番をしていたのだが、最近、「人と一緒にトミカで遊ぶ」ことを覚えてしまったので、「一人でトミカで遊んでくれて、親は束の間のフリータイム」というのは、あっさり無くなってしまった。
それでも、トミカビルをミニカーが疾走すると、両手を振り回して大興奮しているのを見るのは、なんとなく嬉しいものではある。
夜には、長男と一緒にトミカビルで遊んでいて、親的には二人の成長ぶりに、ひそかに感動してしまった。

今年最初のG1、フェブラリーS
昨日からの雨で、不良馬場スタートとなり、これは荒れそうだな……という予感がしていたのだけれど、結果的には2番人気モーニンの圧勝だった。
競馬予想TV』の逆神っぷりはすごい。
ミルコ・デムーロはダートが苦手、と言われていたけれど、昨年末のチャンピオンズCのサンビスタといい、すっかり克服してしまったようだ。
JRA所属になって、ダート競馬に乗る機会も増えたので、慣れた、ということもあるのだろう。
2着は今日も直線追い込んできたノンコノユメ。
今日の馬場だと、追い込み脚質は厳しいのではないか、とみていたのだが、前回のチャンピオンズCといい、確実に差してくるこの馬は本当にすごい。
まあ、馬券的には、ノンコノユメが届かないほうがプラス幅が大きかったのだが、今シーズンの初G1で当てられたのは良かった。
ものすごく荒れそうなレースだっただけになおさら、当たっただけで御の字。
それでも、本命対抗で決まったのだから、もうちょっと賭けておけば……とか思うのがダメギャンブラーの業なのかもしれない。

モーニンが勝ったので、「モーニン、モーニーーン」と『きみの朝』を心のなかで一節歌ってみたのだが、「モーニン」って、ジャズ由来の命名らしい。

あと、小倉大賞典で勝ったアルバートドックの川田騎手が、お立ち台で号泣しながら、お世話になった松田博資調教師への感謝と、その管理馬の最後の重賞挑戦で勝てたことへの喜びを語っていたのが、すごく印象的だった。
その様子をチラッとみたy嫁が「引退する人の馬が勝つなんて、『ヤラセ』じゃないの?」と言っていたけれど、馬の場合は、ある馬を人為的に負けさせるのは簡単でも、八百長で勝たせるのはかなり難しいだろうとは思う。
ある騎手の最後のレースで、逃げ馬に乗っていたその騎手に、他の騎手がスタート後に競りかけずに、すんなり行かせてあげた(らしい)のは見たことがあるけれど。
このインタビューを見ると、「ヤラセだったら、川田騎手もこんなに泣かないだろう」と考えずにはいられない。

マツパクさん、あれだけ言いたい放題言っているようにみえる人だけれど、けっこう愛され、感謝されていたんだな。

次男をお風呂に入れて夕食を摂り、22時半に就寝。