じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

松中信彦選手の「3月1日の引退会見」

当直明け。
やっと当直が終わる、と思った瞬間に救急車が来る、というのは、あまり体験したくない「当直あるある」だなあ。
当直終了前の1時間くらいは、いつも速く時計が進むことを願っている。
けっこうな頻度で、願いは叶わないのだが。

午前中は病棟業務、午後からは外来。まだまだインフルエンザの患者さんが多い。
もう3月、なんだけど。

仕事を終えて、夕食を摂ったあと書店に寄り、帰宅してシャワーを浴びて、25時に就寝。
眠いはずなのに、当直明けに帰ってくると、なんとなく嬉しくなって、ついつい夜更かしするのは悪い癖だ。おかげで明日もきつくなる。

ソフトバンク松中信彦選手が、移籍先が決まらず、引退を発表。
昨シーズンも2軍ではかなり好成績だったらしいのだが、ソフトバンクの優勝決定後に上がった1軍の試合ではあまり良いところがないままだった。
これだけの実績がある選手ではあるし、使い続ければ結果を出してくる可能性はあるのだろうが、42歳で、周りも気を遣う大ベテラン。うーむ、使いづらいよね、首脳陣の立場からすると。
そりゃ、いくら松中でも、いや、あの松中だからこそ、どこも手を出しづらいに決まってるよ。自己評価と他者からの評価が、なぜこんなにズレてしまったのだろう?
ただ、松中の「自分の力は、こんなものじゃないはずなのに」「もっとみんなが認めているはずなのに」と考えてしまう気持ちは、なんとなく理解もできる。
ああ、でも結果的に引退するのであれば、ホークスで盛大な引退試合をやったほうがよかったのでは……球団もそのつもりだったみたいだし、昔からのホークスファンも、ちゃんと見送りたかったはず。
あれほどの選手が、こうして「最後の自分の居場所」すら確保できずに引退するというのは、なんだかモヤモヤする。

女子マラソンの福士選手は、結局、名古屋は回避するとのこと。
とりあえず、リオ五輪で結果を出すためには、妥当な判断だと思う。
福士選手があの記録で抜かれるようならば、それはもうむしろ、脱帽して諦めても良いくらいではなかろうか。
個人的な興味としては、この「連投策」で結果を出せたかどうか、興味が無いわけでもないのだけれども。


認知症JR事故」は、最高裁で遺族側の逆転勝訴となり、判決が確定した。
とりあえず、介護をする側のプレッシャーがこれ以上大きくならなくてよかった。


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