じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

試合後のインタビューでの宮間選手の沈黙が、ひたすら重かった。

午前中は病棟業務など、午後はカンファレンス。
仕事は割と早く終わったのだが、研修会が19時から21時過ぎまで。
最近(だけではないけど)、こういうのに出席するのがめんどくさくて仕方が無いのだが、それでも出なければならないものがあるのだよなあ。
2050年の試算では、現役世代(20〜64歳)1.2人で、65歳以上の高齢者1人を支えなければならない時代になるのだそうだ。
僕はその時代に生きていれば、高齢者側のわけだけれど、現実問題として、そんなマンツーマンに近いような状況で、お互いにまともに生活していくことが可能なのだろうか。
病院で働いていると、60代半ばくらいで元気な人は「高齢者」にしなくても良いのではないか、とも思うのだが、それにしても、ね。

女子サッカーの五輪最終予選、日本対韓国の試合を後半途中から観戦。
0−0のジリジリするような試合展開から、韓国にPKを与えて万事休すか、という場面で、GK福元が神セーブ!これで流れが来た、という雰囲気になるも、なかなか点は入らず。
このまま0−0の引き分けになってしまうのか……という雰囲気のなか、岩渕のゴール、というか、岩渕が触ったボールがゴールに転がっていった感じで先制!これはツイているのではないか……と思ったんだけどねえ。
先制した直後に、GKとDFが交錯してこぼしたボールを押し込まれ、1−1の同点にされてしまい、そのまま試合終了。
うーむ、勝てる試合だった、とは思うのだが、PKを止めてなんとか引き分けだから、なんとかもちこたえた、と言えなくもない。
試合をみていると、女子日本代表のパスは、ことごとく相手が近くでマークしている選手に向けてのもので、ポジショニングやパスの精度が落ちている感じがする。
方陣内での普通の短いパスも、なんだか危なっかしくみえることが多いのだよなあ。
澤選手がいない影響だとも思えないのだが、相手に研究されている、ということなのだろうか。
2試合で勝ち点1というのは厳しいが、それ以上に、この相手にこのくらいの試合内容だと、ものすごくうまくいって五輪に出場できても、そこで結果を出すのは難しそう。
それなりの結果を残してはいるのだが、あのワールドカップ優勝を頂点に、チーム力が少なくとも他国との比較においては、落ちてきているようにみえる。
なんのかんのいっても、アジア予選は通過できるだろ、と楽観していたのだが、これは本当に厳しくなった。このあと3連勝なら可能性がある、という感じだけれど、ここまでの試合内容で、これから3連勝できるという自信を持つのは難しいのではないか。
試合後、インタビューに応じた(応じただけでもすごいな、と思ったのだが)宮間選手の冒頭の数秒の沈黙が、ひたすら重かった。

家に帰ったら、まだ長男が宿題をしていたので、宿題を終えてから、一緒に寝た。