じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「巨人が5000円で、カープは1000円」というのは、金額の問題じゃないのかもしれないが、なんだか切ない。

長男を送り出してから、y嫁、次男と3人で博多へ。
y嫁は習い事、僕はちょっとした用事と書店めぐり。
博多駅バスターミナルの紀伊國屋へは初めて行ったのだが、博多駅丸善より広くて品揃えは良さそうなのだけれど、「何か面白そうな本」を探すときには、丸善のほうが見つけやすい棚になっているような気がする。
逆に、専門書をしっかり見たり、指名買いするときには、紀伊國屋のほうが使いやすいかな。
このあたりは、駅の中にある書店と、一度駅を出なければならない書店という客層の違いもあるのかもしれないけれど。

昼食を摂り、これから仕事だというy嫁と別れて次男と先に帰宅し、長男を家で迎えて宿題をしたり、お風呂に入ったり。

広島カープの鈴木清明球団本部長が、円陣で声出しの際に最大1万円の金銭授受が行われていたことを発表した。4、5年前から5連勝などの際に野手間で1000円のやりとりが行われていたが、5連勝以上のケースが少なかったために昨季から1万円に金額を設定していた、とのこと。
まあ、巨人だけじゃないよなあ、とは思っていたのだが、カープもというのは、ファンとして嫌な話だ。
だが、その行為自体への憤りよりは、巨人が5000円で、カープは1000円というのは、正直、「ああ、貧乏球団で、みんな給料安いものなあ……」という切なさのほうが大きい。そして、去年から1万円というのは「そんなに連勝できないしねえ」というのと同時に「カープ女子とかで、人気球団化して、選手もちょっとリッチになったのかな」と、ほんの少し嬉しく感じたのも事実だ。
今シーズンの黒田は、年俸6億だものなあ。一昔前のカープなら、いくら出したくても、逆さにして振っても出てこない金額だ。
まあ、黒田の場合、メジャーで投げればその倍くらいもらえる選手ではあるのだが。

メジロライアン逝去。
29歳での大往生ではあるのだが、オグリキャップの引退レースとなった有馬記念で、実況アナウンサーが「オグリ先頭、オグリ先頭!」と熱に浮かされたように連呼しているなか、最後の直線で突っ込んできて、大川慶次郎さんが、「ライアン!」と一声叫んだのが印象に残っている。
当時は、大川さんはライアン本命だったから、ライアンを応援していた、などと言われていたけれど、大川さん自身は「いや、オグリオグリばっかりだったから、実況としては、ライアンが来てるのも言っとかなきゃいけないと思って」と仰っていた。
ああ、29歳はサラブレッドとしてはかなりの長生きなのだけれど、ライアンは僕よりずっと若かったのだよなあ。

24時に就寝。