じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「4番、6番、8番の『ヨーロッパ』なんてね」

朝まで当直。
7時から9時という「危険な時間帯」にも珍しく救急車がやって来ず、近年まれにみる平和な当直だった。それはそれで、何度か急患ではない電話がかかってきたり、「いや、こんなに呼ばれないはずがない。そろそろ来るはずだ……」と落ち着かなかったりして、結局、トータルで2〜3時間くらいしか眠れなかったのだけれども。いや、そのくらい眠れれば、かなりマシなほうなのだが。

仕事を終えて、y嫁の提案で、お花見に。
この地域の桜は、来週末がピークになりそうで、まだ少し早かったのだが、1か所だけ7分咲きの公園があるのだという。
そこで、家族4人で花見+お弁当。
長男は、出店でたこ焼き+水風船のほうが楽しかったみたいだけれど。
しかし、途中で小雨もぱらついていたし、こんなところに屋台を出して、そんなに売れるものだろうか?水風船なんて、400円もするのに……と、到着したときは閑散としていた屋台をみて心配していたのだが、帰るときには、子供たちが屋台のまわりにけっこういて、他人事ながら、なんだかちょっと安心してしまった。
うちの長男も、売り上げに貢献していたのだが。
子供がいると、なんのかんの言っても、けっこう売れるものなのだよな。大人っていうのは、子供のおねだりには弱いものだし。もちろん、他人事じゃなく。

家に帰って、高松宮記念を観戦。
近年、スプリントG1はひたすら外しまくっており、スノードラゴンとかサクラゴスペルとか無理!ロードカナロアがいた頃が懐かしい……と思っていたのだが、今回は○ビッグアーサーと◎ミッキーアイルの対抗本命で的中。ミッキーアイルはハイペースの先行争いに巻き込まれたのだが、最後までしぶとく脚を伸ばす強い競馬。
他馬を振り切ったか、というところで先行争いをしていた馬たちの直後の位置取りで絶好の手応えだったビッグアーサーが、粘るミッキーアイルを差し切って、初重賞がG1制覇となった。
重賞未勝利馬と1200m未勝利馬によるワンツーなのだが、1番人気と2番人気の決着だった。
3着には3番人気のアルビアーノが入り、3着まで人気通り。これはこれで珍しい。
競馬予想TV』で見栄晴さんが単勝人気順をみて、「4番、6番、8番の『ヨーロッパ』なんてね」とちょっと嬉しそうに言っていたのだが、まさか三連単まで「ヨーロッパ」で決まってしまうとは。
もともと、競馬においては、「内目の偶数枠」というのは有利な枠順なのだが(2014年の有馬記念は枠順ドラフトが行われたが、勝ったのは1番目に枠順を選んだ4番のジェンティルドンナ、2着が2番目で6番のトゥザワールドだった)、これほど綺麗にハマるとは。
枠順ネタとしては、2003年の阪神ジュベナイルフィリーズで、1着が16番のヤマニンシュクル、2着が17番、3着が15番の馬だった(大穴)のを受けて、某掲示板に「15、16、17と、わたしの人生、暗かった〜」と外れた人が詠んだとき以来の面白さだったような気がする。
まあ、今回は僕も当たったし。
今回の高松宮記念ディフェンディングチャンピオンのエアロヴェロシティが来日していたのに急病で出走できず、僕の本命候補だったダンスディレクターも状態不安で出られず。
これはもう、全然わかんないな、当たりそうにないな、と思っていたのだけれど、蓋を開けてみれば本命対抗での的中なのだから、世の中というのはわからないものだ。
もし、エアロヴェロシティやダンスディレクターが出られていたら、今回の中京の超高速馬場に適応できなかったかもしれないよなあ。

カープも0−3からDeNAに逆転勝ちし、僕にとっては年に一度か二度あるかないかの「G1的中&カープ勝利」の日曜日となった。至福。

家族で夕食を食べ、長男・次男をお風呂に入れたあと、長男としばらく遊んでから、22時に就寝。さすがに当直明けだと、この時間が限界だった。