じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

われらが総裁秘書・夏目三久さん、5年間おつかれさまでした。

午前中外来、午後から病棟業務など。
夕方仕事を終えると、年度末らしく、医局がちょっと閑散としていた。
4月になってしまえば、あっという間に賑やかになるのだが。

仕事を終えて、20時に帰宅。
なんでもよく食べていた次男、最近好き嫌いが出てきて嫌いなものを吐き出すようになり、y嫁に怒られていた。長男よ、弟はいつも優しくしてもらえていいなあ、と言っていたけれど、歴史は繰り返すのだ。

子どもたちがようやく眠ったあと、『怒り新党』を観賞。
総裁秘書・夏目三久さんが今回で卒業。
冒頭から涙声にきこえるのは、僕のほうがセンチメンタルになってしまっているからなのだろうか。
「スーパーのおかずをトレーのまま並べて食べると怒る夫」というお題で、マツコさん、有吉さんが「そりゃ、トレーのままだよねえ」と言っているなかで、夏目さんは「私はひとりのときでもお皿にうつします。そうしないと、なんだか、さもしいような気がして……」と。
「さもしい」なんて言葉がいきなり出てきて、でもこの人なら、普段から使っているのかもしれないな、と妙に納得できてしまうのが、夏目さんだよなあ。
「恐怖心あおる言葉で、患者をビビらせないで!」という国民の声に関しては、「何をやっているのかわからないと怖い」という人もいたんだよね。というか、どちらかというと、「わかると怖い」という人よりも多数派のような気がする。
夏目さん、あの年齢なのに、胃カメラ受けたのだなあ。
長期のレギュラー番組を担当する人は、メディカルチェックが義務付けられているのだろうか。
あるいは、ストレスで具合が悪くて、検査することになったのか。

番組の最後に、「夏目ちゃん」の挨拶。
ちょっとまだ時間あるけどな、と思ったら、「夏目さんの新・3大」があるとのこと。
そうだよね、そのくらいはしてあげないと!
「新・3大 夏目三久の肝っ玉を感じた瞬間」
でも、5年前の3人って、けっこう違っているんだなあ、「たった5年」なのに。
第1回に、有吉さんとマツコさんのイメージを尋ねられて、「マツコさんは……太ってる?」
むしろ、夏目さんは最近のほうがマイルドになってきたんだな。
「お二人がクズなんだと思う」懐かしい!
でも、その前の流れから確認すると、確かにこれ、マツコ・有吉の二人は、ひどいこと言ってるな、というか、夏目ちゃん、よくぞ言った!って感じだな。
もちろん、夏目さんのその言葉で、あのトークは「完成」したのだ。
夏目さんの最後の挨拶に「ちょっと長いかなあ!」とツッコミを入れる有吉さん。
これもまた「怒り新党的」ではあった。
しかし、5年って、短いようだけれど、変わるものだよね、人の見た目も、中身も。
ああ、でも、夏目さんが忙しくなりすぎただけでなく、あまりに居心地がよくなりすぎてしまった、というのも、降板の理由なのかもしれないな。番組開始当初や3年前の「お二人がクズなんだと思う」という頃の緊張感を取り戻すには、「組み合わせを変える」しかなかったのだろう。

カープは、ルーキー横山が初先発で好投し、初勝利。打線も大爆発。
オスカル投手といい、「勝ち運」みたいなのを持っている人というのは、いるのではないか。
逆に、それを持たない人も。
惜しい試合もありながら、結局、プロでひとつも勝てないまま昨シーズンで戦力外になった武内投手のことを、ふと思い出した。

25時に就寝。


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