じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

たくみおねえさんの「静かな卒業式」

年度末の3月31日というのは、年の変わり目の大晦日よりも、人との出会いや別れが多い日だ。
今年はちょうど平日休みだったので、長男が春休み中でもあり、家族でイチゴ狩りに出かけた。
僕はイチゴにそんなにこだわりはないのだけれど、僕以外の家族はみんなイチゴ好きで、もらった紙コップがイチゴのヘタで一杯になっていた。よくそんなにイチゴばっかり食べられるな、とは思うのだが、みんな満足そうだったので、まあよかろう。
しかし、大人1時間2000円、というのを考えると、スーパーで2000円分イチゴを買ってきたほうが、めんどくさくないし、たくさん食べられるのでは……こういうのは、その風情というか、実際に実がついている様子を子どもたちに見せる、という目的もあるのだけれど。

イチゴ狩りのあと買い物をして、20時に帰宅。
お風呂に入って、24時に就寝。

今年は、長年続いていたものの「終わり」が多い年だったような気がする。
そして、その終わりが、3月31日に集中していた。
おかあさんといっしょ』の「たくみおねえさん」が卒業し、『ごきげんよう』が小堺一機さんのひとり舞台で幕を閉じ、『報道ステーション』から、古館伊知郎さんが去っていった。

おかあさんといっしょ』のたくみおねえさんのサヨナラセレモニーは、普段と同じような内容の番組の最後の5分間だけで、NHKの教育番組では、こういうときでも「名場面集」とか「涙のお別れ」みたいなことはNGなのだなあ。
精一杯、ふだんどおりを意識した笑顔と声で、『ありがとうの花』を歌っている『おかいつ』メンバーをみて、ちょっとジーンとしてしまった。盛り上げようという演出が少ないと、かえって、こちら側であれこれと想像して感動してしまうものだな。
そして、明日からは、「あつこおねえさん」に変わって、また、平常営業で番組は続いていく。


今日のカープは……思い出したくもないのでやめておく。
人とかチームというのは、なかなか変われないものだな、ということと、カープファンを長年やっていると、「弱いチームの負け方には、本当にいろんなパターンがあるのだな」と感心させれる、ということだけ記録しておこう。
ジョンソンが好投し、7回表終了時点で5−0と快勝ペース。いくらジョンソンが球数で降板したとしても、ここから負けるほうが難しい展開だと思うのだけど。
ジョンソンも、前回は無援護、今回はリリーフ陣が大炎上と、好投しても勝ち星につながらず、どうやったら勝てるのかわからなくなってしまったんじゃないかな。
毎年似たような情けない試合ばかりのチームと、毎年そのチームの進歩のなさを嘆く僕というのは、なんだかもう、どっちもどっち、という気がしてきた。