4月最初の日曜日だが、病院で日直。
桜が満開で、花見には絶好のタイミングだったのだけれど、あいにくの雨模様だった。
日直の忙しさはそこそこで、重症の患者さんもいたのだが、普段よりは平穏。春や秋の気候が良い時期は、真夏や真冬に比べると、平均すると少しだけ急患が少なくなる。ずっとこのくらいだったら、まだマシなんだけどなあ。
夕方まで仕事をしてから帰宅。
新居に帰るには遅い時間で、明日も朝から仕事なので、病院近くのアパートで、紅玉いづき『現代詩人探偵』を読んで過ごした。
10年以上もずっと、お金にならないのが当たり前の個人サイト・ブログをやっている人間(僕)にとっては、身につまされまくる作品だった。
ほんと、なんで傍からみれば「百害あって、一利くらいあるかどうか」という「自己表現」みたいなものに人はハマって、ときには「表現のために、自分を燃やす」ようなことをしてしまうのだろうか、というか、僕もときどきやっているのか。
今日の『題名のない音楽会』は、『ファイナルファンタジーの音楽会』だった。
観客席の高校生くらいの女の子が、ニコニコしながら手を叩いているのを観て、「ああ、ゲームミュージックって、ここまで『みんなのもの』になったんだなあ」と感慨深かった。司会の五嶋龍さんはゲーム好きを公言していて、以前も『ゼルダの伝説』のテーマをすごい気合いで自ら演奏していたし、今回演奏していたシエナ・ウインド・オーケストラの面々も、世代的には、『ファイナルファンタジー』で遊んでいたのではないかと思う(音楽ばっかりやっていて、ゲームなんてダメ、って言われていた人もいたかもしれないけど)。
『ドラゴンクエスト』のCDが大ヒットしたときには、有名オーケストラがゲーム音楽なんて!と驚く人が多かったことを思い出すと、まさに隔世の感がある。
以前、NHK-FMの「今日も一日 ゲーム音楽三昧」で、あるゲーム音楽の作曲家が「演歌とかワールドミュージックのなかには、ゲーム音楽として使われることによって、若い人たちにはじめて知られるものもある。いまやゲーム音楽というのは、音楽の多彩なジャンルのショーケースみたいな存在にもなっている」と言っていた。
ジャンルとしては衰退して、商品になりにくい音楽が、テレビゲームで使われることによって、生き延びているのだ。
いまや、ゲーム音楽というのは、「メインストリーム」のひとつなのだよなあ。
東京芸大でトップクラスの成績の人が、ゲーム音楽をつくりたい、と希望するようになったそうだし。
ちなみに、「FFの音楽家」植松さんが選んだ第1位は『片翼の天使』。
2位が『ザナルカンドにて』だった。
大阪杯とダービー卿チャレンジトロフィーは、G1が無い週ということもあって、堅実に行こうと、ラブリーデイとサトノアラジンの複勝という弱虫馬券を購入。どちらも単勝でも良いかな、と思ったくらい自信があったのだが、ラブリーデイはスローペースなのに後方の位置取りで、狭いところに包まれて動けず、という酷い内容で4着。複勝買えば4着かよ……いつもの前々で押し切るミルコ・デムーロの騎乗はこの馬に合っているはずだったのに、なんでこうなってしまったのか。頭数少なめとはいえ、内枠が災いしたのか。アンビシャスが勝ったのだが、作戦だったのか、折り合いがつかずに前に行ってしまったのが結果的に幸いしたのか、よくわからなかった。横山典弘騎手が「気性が難しいといっても、ゴールドシップに比べるとね」と言っていたのには、ちょっと笑った。横典さんも、もう48歳なのだなあ。
ダービー卿のほうは、マジックタイムが勝ち、サトノアラジンはなんとか3着を死守。誰だ、単勝でも良いかも、とか思っていたのは! 僕です……
カープは0−3から追いついたものの、12回まで試合をして中崎・ジャクソンを使った挙句、12回表に勝ち越されて負け。はいはい、いつものいつもの。
よく追いついたんだけどね……結果的には、消耗するためにわざわざ追いついたようなものだな。大変カープらしい試合でした。マツダスタジアムにも、涙雨。
まあ、今日は日直が終わったからもうどうでもいいや。
夜、なにげなくテレビを点けていたら、GACKTさんが、ORANGE RANGEの『花』と、映画『いま、会いにゆきます』について熱く語っていた。
たしかに、あの映画の竹内結子さんには惚れる!そして、『花』も好きになる!
25時に就寝。これで明日はまた月曜日か……
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