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じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「熊映画」としての『レヴェナント: 蘇えりし者』

連休中の合間の土曜日なのだが、明日が当直で憂鬱。
外来も、患者さんがいないわけではないが、それほど多くもない、という感じ。
どうせなら、休日の時間外救急よりも、通常対応ができる時間帯に受診していただきたいのだが……

カープはデーゲームで、丸の3ラン2本などで中日に圧勝。
エルドレッドの足が心配なのと、丸の最終打席の死球には腹が立った。
いくらなんでも、こんな点差がついた状況で、嫌がらせのような死球はないだろう。それで選手生命にかかわったらどうするんだ。
単にピッチャーがノーコンだっただけなのかもしれないけどさ。
大差の試合で投げるピッチャーだから、「それなり」の能力なのだろうし。
黒田はこれで早くも4勝目。それにしても天変地異のように打ちまくっているな、カープ打線。

夜、仕事を終えて、『レヴェナント: 蘇えりし者』を観賞。
レオナルド・ディカプリオが悲願のアカデミー主演男優賞を受賞した作品。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は2年連続のアカデミー監督賞。
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、僕にはちょっと難しい映画だったので不安だったのだが、この『レヴェナント』は、本当に真っ直ぐなサバイバル+復讐劇、という映画だった。
中にイメージ映像みたいなのが挿入されていたり、登場人物の行動のなかで、理解困難なところが少しあったりはしたのだが、『バードマン』のような難解さはなかった。
とにかく大自然の迫力が圧倒的で、そのなかで生き抜いていくグラスの生命力もすごい。
個人的には「熊こわい!」というのがいちばん印象に残ったのだが。
でもこれ、グラスが復讐せずにはいられないのもわかるのだが、悪役のフィッツジェラルドがやったことも、ひとつを除けば、わからなくもないんだよなあ。
あのなかで自分が生き残るための戦略としては、そんなに不合理ではない。
ただ、グラスの生命力が「想定外」だっただけで。
だからといって、グラスの復讐心もまた当然のものだから、復讐の連鎖、みたいなものは、当事者になってみれば、断ちきるのは難しいと考えざるをえない。
そもそも、白人はみな「侵略者」でもあるのだ。
しかしこの映画、レオナルド・ディカプリオの演技はもちろんすごかったのだが、「説得力のある悪役」という意味では、トム・ハーディも良い仕事をしているなあ。

観終えたあと、ドッと疲れが出て、家に帰ってすぐに就寝。
これから、「熊出没注意」に対する恐怖感が10倍くらいアップするのではなかろうか。