じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

モハメド・アリをはじめて知ったのは『ドラえもん』の「コンチュー丹」のエピソードだった。

終日雨。
午前中外来、午後からは病棟業務など。
やるべきことはいろいろあるのだが、なんとなく先送りにしてしまっている日々で、これは今月後半は大変なことになりそうだ。

モハメド・アリさんが74歳で逝去。
「蝶のように舞い、蜂のように刺す」というのをはじめて知ったのは『ドラえもん』だったような気がして、ネットで検索してみたら、「無敵コンチュー丹」という話のなかに、この言葉が出ていた。
僕自身は、生まれてはいたけれど、1976年の猪木対アリ戦をリアルタイムで観た記憶はないのだが、モハメド・アリというのが「世界一のプロボクサー」だったというイメージはずっと持っていた。
イスラム教への改宗やベトナム戦争への従軍拒否など、政治的なメッセージも多く発していて、まさに「時代の人」だった。
正直、享年74歳というのを聞いて、ちょっと意外だったのだ。
パーキンソン病の影響もあって、1996年のアトランタオリンピックの開会式に出席した際には、かなり体力的に衰えている印象だったので、けっこう高齢なのだと思いこんでいた。
あれから20年、よく生きてきたなあ。
そういえば、アントニオ猪木も、もう73歳なのか。

カープは雨の中ソフトバンク戦。
岡田対千賀で、1点先制されたカープがなんとか追いついたところで雨がさらに酷くなり、ちょうど同点だったこともあって、5回終了でコールドゲーム
お金を払って観戦しに行った人たちは雨には降られるし途中で終わるしで不本意だっただろうけど、罰ゲームのようなソフトバンク戦をなんとか引き分けで消化できたのは正直ありがたい。
ソフトバンクさんも、こんなところで怪我したくないだろうし、まあ、良い落としどころだったのではないか。
雨天中止だったら、また試合しなきゃいけなかったわけだし。

クリス・ジョンソン投手が、来年からもカープと3年契約を結んだとのこと。
えっ、本当?来年はメジャーに戻るか、ソフトバンクか巨人に行くと思っていたのに。
カープファンにとっては、頼れるサウスポーがあと3年も居てくれるというのは、この上ない朗報だ。黒田の満身創痍の状況をみていると、ずっと投げてほしいけれど、もうそろそろ限界が近いというのもわかる。
3年で最大13億5000万円!
カープとは思えない大盤振る舞い。
いや、巨人やソフトバンクならもっと出しそうなものだし、逆に「5億円出すから、ジョンソンと同じ活躍ができるピッチャーを見つけてきて」と言われても、そう簡単に見つかるものじゃない。

「次のオフシーズンには、メジャーリーグで好条件な契約を得る可能性もありましたが、私たち家族は広島の街を愛しています。また、カープファンのことを考えた結果が、日本に残る大きな決め手となりました。今シーズンと今後3年間の目標は、球団と広島の街に優勝をもたらす手助けをすることです。今後とも応援よろしくお願いいたします」

とりあえず、カープファンにとってこれほどの朗報は「マエケン電撃復帰」「柳田FAでカープに」くらいしかなかろう。
絶対に出ていくんだろうな、せめてメジャーに戻ってくれ、って思っていたよ。
残ってくれてありがとう、クリス、いや、クリスティーーーナ!(悪ノリ)

でも、できれば今年、黒田さんと一緒に優勝したいよね。

23時に就寝。