じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

ある女性アナウンサーの「お洒落なワインバーでのバカバカしいけど怖い失敗談」

 午後から外出。図書館に行って何冊か本を読んだ。
 夜、家に帰りながらラジオを聞いていたのだが、そのAMの番組の「今日のお題」が「私の失敗談」。
 パーソナリティの女性アナウンサーが自分の失敗談として、こんな話をしていた。
「元カレのことをまた好きになってしまい、ヨリを戻そうと知人女性に相談したら、『任せておいて!私がいろいろ調べてお膳立てしてあげる』って言ってくれたんだけど、いろいろ調べすぎたのか、友達のほうが彼を好きになってしまった」
 こういうマンガみたいな話、現実にもあるんだなあ。
 この人、お洒落なワインバーで酔っ払ってワインの注ぎ口のところに「コルク!」とか言いながら指を突っ込んだら抜けなくなって、その高いワインのビンを割るかどうか、という状況になった、とも話していた。
 人に歴史あり、というか……そういえば、僕自身は、こんなふうにネタにできるような「後からだったら笑える失敗談」って、あんまり思いつかない。単に忘れたいだけなのかもしれないが。
 この「なんとなく指を突っ込んでしまって、抜けなくなる人」というのは、ものすごく多いわけではないけど少なからずいて、僕も当直の時間などに遭遇したことがある。昔の指輪に「入るかな?」となんとなく指を入れてみたら抜けなくなって、指が紫に腫れ上がってきた人とか。
 僕は内科なので、外科の医者はもっと高頻度にこういう「抜けなくなった人」を診ている可能性が高い。
 大きな病院には、リングカッターという、こういうときのための道具があるのだということを、このときはじめて知ったのだが、この事例では、そのカッターの先を入れるための隙間もなくて、かなり困ったことを覚えている(このときは結局、外科の先生が来てくれて、なんとか切ってくれた)。
 このパーソナリティが、その状況からどうやって脱出したのかは教えてくれなかったのが残念だった(というか、かなり酔っ払っていて記憶がないらしい)。
 その状況でビンを割っても、口の部分だけ指輪状に残る、ということもありえるし。

 夜、また『信長の野望・創造 with パワーアップキット』の続き。本当にいつのまにか時間が経ってしまうゲームなのでおそろしい。