じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

新神戸駅で、「これは物売るなんてレベルじゃねーぞ!」を思い出した。

 ホテルでシャワーを浴びてから、教育講演会へ。
 大きな学会での教育講演会だけあって、ものすごい人の数だった。
 内容的には、最近の知見がコンパクトにまとめられていて、日頃勉強不足の僕にとってはありがたかったのだが、午前・午後と話を聞き続けるのはちょっと疲れた。
 しかし、学会の参加費が2万円で、ホテル代や交通費などを含めると、1泊2日で10万円近くの経費というのは、けっこうな出費ではあるよなあ。最新の情報を得たり、専門医を維持するのに必要な単位を得るためではあるし、毎年のことではないとはいえ、時間的にも金銭的にも、もう少し負担を減らせないものかとは思う。
 参加費は今と同じでもいいから、講演とかはオンライン化して在宅で観ても単位がもらえるようにならないものだろうか。
 ただ、学会出張のときだけ病院の呼び出しから自由になれるので、楽しみにしている、というのもあるので、このまま、が良いのかねえ。
 学会、というのも、開催地にとっては、大きなイベントではあるのだろうし。

 講演会を終えて、新神戸駅から新幹線に乗ろうとしたら、すごい人で、券売機の前には大行列。
 「これは物売るなんてレベルじゃねーぞ!」というネットで有名な画像を思い出してしまった。
 僕はそんなに急ぐ旅ではないし、しばらく時間をつぶして、空いてから動くつもりで、しばらく駅のまわりをぶらぶらしよう、と外に出てみたのだが、新神戸の駅前には、大きなホテルくらいしかなく、書店とかデパートとかコーヒーショップとかが全くない。いや、全くないことはないのかもしれないが、すぐには見つからない。駅の中に少しだけある店は、どこも大行列だし。これは三宮あたりで時間をつぶすべきだったのか……
 19時くらいにようやく新幹線に乗り、博多駅経由で家にたどり着いたのは、もう24時過ぎだった。
 なんとか必要な単位はもらえたのだが、さすがに疲れた……


神戸パルティータ 華族探偵と書生助手 (講談社X文庫)

神戸パルティータ 華族探偵と書生助手 (講談社X文庫)