じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『デスノート Light up the NEW world』と『紅の豚』

11月11日、1並びの日。
だからといって、特別にどうということもないのだが。
11時11分も、いつのまにか過ぎていったし。

夕方、映画館に行き『デスノート Light up the NEW world』を観賞。
ネットでは「『デスノート』らしい頭脳戦がない」「原作(前作)をぶち壊した」などの酷評が並んでいたのだけれど、それならなおさら自分の目で確かめてみよう、とも思ったのだ。
うーむ、ツッコミどころは満載だが、何が起こるかわからない、良く言えば意外性があり、悪く言えば整合性がない物語で、これはこれで娯楽作品としては「あり」なのかな、という気がする。
しかし、『デスノート』というのは、「悪人(だと認定された人)を私刑に処すことは正義なのか?」という葛藤みたいなものがないと、単なる殺人ゲームみたいになってしまうのだな。
あと、デスノート大量破壊兵器としては失格だよなあ。あまりに効率が悪すぎる。死神たちもめんどくさいから、人間にアウトソーシングしようとしているのではなかろうか。
あと、ややこしい「デスノートのルール」みたいなものを長々と説明しなくても良いと判断されているくらい、この物語は日本に浸透しているのだなあ。ドラえもんが未来の国からやってきたネコ型ロボットで、野比のび太と友達であるのと同じように。

家に帰ってきて、『紅の豚』を観賞。
僕は宮崎駿監督のジブリ作品では、これと『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』がベスト3だ。
何度観ても、ポルコは「大人」だなあ、と思う。
僕だって、年齢はもうずいぶんな大人のはずなのだが。
そして、ポルコとフィオは「その後、会うことがなかった」からこそ、この話はすごく「綺麗」なのだよな、とか考えてしまう。

25時に就寝。


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