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じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『しくじり先生』に出ていたブル中野さんは、プロレスファンにとっては、しくじってなんかないよ、絶対に。

 月曜日。今週中に、もう12月になってしまうのか。
 夜、『しくじり先生』を観賞。
 出演者をあらかじめ知っていたはずなのに、最初に出てきた中年女性をみて「これ、誰?」と思ってしまった。ブル中野さん、いま、こんなふうになっているのか……そりゃ、電車で隣に座っていても、想像もつかないよなあ。
 あのプロレスしているときの格好で街を歩き回っているはずもないのだけれど。
 中野さんの現役時代の試合の映像、とくにあの金網の上からのダイブをみて、あらためてすごいというか、命懸けでやっていたんだな、と感動してしまった。
 あんなに高かったのか、普通に飛び降りても大怪我するんじゃないか。
 27歳のときに靭帯を切ってリングに上がれなくなった、と言っていたけれど、あんな試合を続けていて、よくデビューから27歳まで身体がもったものだ、そして、よく死なずに済んだものだ、と思う。
 「プロレスに賭けすぎていて、引退と同時に人生の目標を失ってしまった、しくじり人生」だと仰っていたけれど、そういう「後のことは考えずに、リングで完全燃焼してしまうタイプ」だったからこそ、中野さんはあんな凄い試合をやって、プロレスファンの記憶に残る選手になったのだから、それを「しくじり」と言うのは、ちょっと違うのではないだろうか。
 御本人の「過去の自分を認められるようになった」という言葉に、13年間音信不通だったのに、以前と変わらず受け入れてくれたレスラー仲間たち。
 まさかブル中野の回でこんなに泣かされるとは……みっともないくらい涙を流し、ちょっと顔を上げられなくなってしまった。
 でも、なんであんなにずっとプロゴルファーになることを諦められなかったのだろう?
 練習では良いスコアが出せていたのに、プロテストのときだけ結果が出なかったのか、それとも、「力不足だとわかりつつも、自分に見切りをつけられなかった」のか……
 あれだけストイックな人なのに、そこはよくわからなかった。

 熊切あさみさんは、僕にとってはどうでもいい内容で、『星の王子さま』は、そんなに読みづらい本だろうか、という印象だった。
 というか、『星の王子さま』って、なんかピンとこないまま読むのが良い本なのではないか、中田敦彦さんに「解説」されると、なんか積極くさい本になってしまうような気がする。
 まあ、これでまた売れるのだろうけどさ。

 プロ野球パリーグのMVPは日本ハムの大谷選手、セリーグは誰になるのだろう、と思っていたが、新井さんがセリーグ最年長での受賞となった。
 3割、ホームラン19本、100打点以上、2000本安打達成は立派な成績だけれど、数字と目に見える貢献度だけなら、ピッチャーならジョンソン、野村、野手なら菊池、鈴木誠也のほうが上かもしれない。
ただ、この4人の場合、誰が選ばれても「ジョンソンのほうが内容は良かったし長い回を投げていた」とか、「菊池は守備での貢献が大きい」とか、異論が出そうなのに対して、「まあ、新井さんが選ばれるんだったら、文句は言いにくいよな」とは思う。
投票した人たちも、「新井さんなら、丸く収まる」と考えた人が多かったのではなかろうか。
黒田投手が『15番』の永久欠番に対して、「北別府さんなど、(永久欠番になってもおかしくない)諸先輩方のことを思うと複雑だけれど、2016年の25年ぶりのリーグ優勝の象徴として、みんなに記憶してもらえれば」と話していたのを思い出す。
数字はさておき、2016年のセリーグが「カープの年」であり、「黒田・新井の年」であったことは間違いない。
まあ、日本のプロ野球界全体としては「大谷の年」だったと言わざるをえないところが、カープファンとしてはつらい、としか言いようがないのだが。

25時に就寝。


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