じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「共産主義の脅威」が存在していた時代のほうが、資本主義の国では幸せな人が多かったのではなかろうか。

今年もあと2週間あまり。
仕事を終えて、ソフトバンクの『SUPER FRIDAY』の景品になっているミスタードーナツに寄ってみたのだが、20時近くだというのに、まだ大行列であきらめて帰宅。
「最後方はこちらです」ってプラカードを持っている店員さんまでいるとは……
みんなどれだけ好きなんだよドーナツ!
というか、こういう形で、「ドーナツをタダで食べられる」と一度思いはじめると、ドーナツを食べないと気が済まなくなってしまうところはあるんだよなあ。
最近業績不振が伝えられるミスドとしても、良いプロモーションになっているはず。
でも、250円のために大行列に並ぶというのは、ちょっと割に会わない気もする。
「携帯料金250円値引きしますから並んでください」と言われても、こんなに大勢の人は並ばないんじゃないか。結局同じこと、というか、その分のお金は好きなことに使えるのだから、より「お得」なはずなのに。


家に帰って、池上彰さんがやっていた「格差」についての番組を他のことをやりながらチラチラと観ていた。
日本の家庭の収入の中央値って、こんなに下がっていたのか、と驚く。
少なくとも物価が20年前よりものすごく安くなった、ということはないので、生活が苦しくなった、と感じている人が増えるのも当たり前のことなのだ。
しかし、「金持ちだけの町」とかつくったら、それこそ、貧困者たちが本当にどうしようもなくなったら、真っ先にターゲットにされるのではなかろうか。
ガードマンや独自の警察組織を使う、といっても、彼らだって、状況によっては金持ち側を裏切る可能性は十分あるだろう。
もしかしたら、世界の自分の国じゃないところに「共産主義の脅威」が存在していた時代のほうが、資本主義の国では幸せな人が多かったのではなかろうか。
「歴史は繰り返す」というけれど、またどこかで、マルクスが再評価される時代が来そうな気がする。
僕が生きているうちではないかもしれないけれど。


ファイナルファンタジー15』ようやくchapter3まで。
ベヒーモスを追うのは、けっこうドキドキした。
スリルがある、というよりは、「これ、またやり直すのはめんどうだから、ゲームオーバーになりたくないな」という緊張感だったのだけれど。

25時に就寝。

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