じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『ビストロSMAP』で、タモリさんから5人へのプレゼント「五角形のクリスタルペーパーウエイト」の意味

 仕事を終えて、『Qさま!!』の3時間スペシャルを録画で観賞。
 クイズドクター・仲西知憲さんが優勝したのだが、仲西さんと天明さんって、『Qさま!!』的にはけっこうギリギリというか、「バラエティの枠組みのなかでの知識勝負」のラインを踏み越えてしまっているような気もする。
 こういうのって、「本気」の人を連れてくれば、昔の「世界最強のクイズ王」みたいに「アマゾン川『の』」か、「アマゾン川『で』」のところでの早押し勝負になってしまうことになるんじゃないかなあ。
 まあ、こういう「本気の人」がいて、その人にバラエティ勢が立ち向かう、というのは、それはそれで面白いところもあるのだろうな。
 ただ、カズレーザーさんが最初に落ちてしまったのをみると、「やらせ」じゃないのだろうな、とは思う。
 全く出番がなかった『メイプル超合金』の相方は、むしろ出演させられてかわいそうにも見えた。
 僕が贔屓にしている村井美樹さんの出番も少なかったしなあ。

 池上彰さんがカープファンだというのを知ったのと、伊集院光さんが「昭和のあとの年号が3つの候補のなかから平成になった理由」について、「他の候補だと、ローマ字表記で『S』になり、昭和と紛らわしいから」と即答したのには痺れた。こういう人を地頭がいい、と言うのだろうな。
 しかし、診断書とかで西暦を大正・昭和・平成に変換するのはけっこうめんどくさいので(いま、診断書を書かなければならない人には、まだまだ大正生まれの人がたくさんいるのだ。明治は以前ほど見なくなってきたけれど)、いっそのこと、西暦に統一、とかになってくれたほうが、変換する煩わしさからは解放されるよなあ。
 ただ、日本の場合、元号というのは「世代の象徴」みたいなところもあるしねえ。


 その後、こちらも録画で『SMAP×SMAP』を観た。
 タモリさんが真ん中にいると、最近のSMAPとしては珍しいくらい、打ち解けた雰囲気になっているようにみえた。
 もし、『笑っていいとも』がずっと続いていたら、そこでの人間関係がガス抜きみたいになって、SMAPは解散せずに済んだのかもしれないな、なんてことを思わずにはいられない。
 中居さんの「悪いことして捕まったわけでもないのに、みんなから気を遣われてしまう」という言葉など、端々に「現状に対するSMAPのメンバーたちの困惑とタモリさんと一緒にいることの安心感」みたいなものが伝わってきた。
 もう、SMAPのなかでは、喧嘩しているとか仲が悪いとかいう時期は終わってしまって、ただただ、こうして周りから腫れ物扱いされる状況から、はやく抜け出したい、それだけなのではないだろうか。
 それにしても、指原さんが集まりの幹事って、年齢を考えれば当たり前なんだろうけど、なんかすごい世界だよな、芸能界って。
 指原さんから「集合時間と集合場所」とかがまわってくるなんて!

 タモリさんから5人へのプレゼント「バカラの星形名前入りクリスタルペーパーウエイト」をみて、タモリさんって、本当に上手いというかバランス感覚が優れているというか、ちょっとズルい人だよなあ、なんて思ってしまった。


 もう、「解散するなよ」なんて言える段階ではない。
 でも、SMAPの五人でやってきたことをこれからも大事にしたほうがいい、けっして「黒歴史」にしてはいけないよ。
 だからこそ、五角形のクリスタル。
 タモリさんは、SMAPの解散云々については、オンエアされた番組内では、ひと言も口にしなかった。
 言葉じゃないからこそ、伝えやすいメッセージというのも、あるのかもしれない。
 タモリさんが慕われるのは、こういう粋なことができる人だからなんだろうな。
 SMAPのメンバーも、タモリさんとしゃべるのは本当に楽しそうだったし。
 最後のゲストがタモリさんだったのは、この番組にとってもメンバーにとっても、すごく良かったんじゃないかな。

 25時に就寝。


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