成人の日。
とはいえ、僕が住んでいる地域では、成人式は昨日行われており、今日は新成人らしき人の姿は見かけず。
しかし、北九州の「成人式の派手な衣装」とかをメディアがさんざん採り上げつつも、「成人式の馬鹿騒ぎを批判し、新成人はもっと自覚を」とか言っているのをみると、マッチポンプだよなあ、と思う。
本当に「そういう成人式が問題だ」というのなら、無視すればいいのに。
でも、見ている側も、なんのかんの言いつつも、そういう「バカバカしいもの」が好きなんだよね。
夜、『声優総選挙2017』を観た。
声優ネタでゴールデンタイム3時間もやるのか、とちょっと驚いたのだけれど、なかなか面白かった。
同業の「人気声優200人が選ぶ」というのがポイントで、視聴者が選ぶと、アイドル声優が軒並み上位を占めることになっただろうし。
それを期待していた人には、ちょっと古い感じがするランキングだったのかもしれないが。
同業者が選ぶ、ということで、1位は「野沢雅子枠」なんだろうな、と思っていたのだけれど、1位は山寺宏一さん。代表作は『エヴァンゲリオン』の加持リョウジ。うーむ、加持さんは確かに印象に残るキャラだけれど、他にもっと主役をやった作品があるんじゃない?と思ったのだけれど、調べてみると、とにかくいろんな役をやりつつも、「山寺宏一といえば、このキャラクター!」というと、加持リョウジになってしまうのかな、という感じだった。『トイ・ストーリー』では、ウッディ役に決まって、全部録音済みだったにもかかわらず、「もっとメジャーな人が声をあてたほうがいい」ということで唐沢寿明さんに差し替えられ、それを機に「もっと有名にならなくては」と活動の幅を広げたということがあったそうだ。
山寺さんに関しては、洋画の吹替えやアニメのキャラクターに声をあてるだけではない「声優」という仕事の幅を広げたことも含めての同業者からの評価なのだろうな。
「声優」というより、「声の職人」って感じだものなあ。
それにしても、山寺さんが470ポイントで、2位の野沢雅子さんが248ポイントと、こんなに差がつくとは。
そして、3位の藤原啓治さんの紹介が「役に合わせて声を変えないナチュラルな演技が魅力!」で、4位の沢城みゆきさんが「7色の声を持つ女!」。
役によって声を変えたほうがいいのか、変えないほうがいいのか、どっちなんだよ!
こういうのは、結局、声優その人の魅力、みたいなことになってしまうのだろうけど。
声優の評価基準というのは難しいものだな、と思う。
肝付兼太さんの「ジャイアーーン!」は、ほんと、今あらためて見ても沁みるな……
あと、千葉繁さんの『北斗の拳』のナレーション、何度観てもワクワクする。
「ザコ役」でコメントを求められるのは、この人だけではなかろうか。
とりあえず今日で正月モードも終了。
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