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じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『銀河鉄道の夜』は、僕にはあまり好きになれないというか、積極的に読み返そうとは思えない作品なのだ。

夕方、松方弘樹さんの訃報を知った。
僕にとっては俳優というより、『天才・たけしの元気が出るテレビ』での姿や、世界中で大物釣りをして人生を楽しんでいる人、だったような気がする。


しくじり先生』3時間スペシャルを観賞。
銀河鉄道の夜』の解説のなかで、中田敦彦さんが「『タイタニック』は実在の船だったんです」と解説していたのを聞いて驚いた。それみんな知ってるよ、いくらなんでも……僕の中学校の英語の教科書に載ってたし……
でも、映画『タイタニック』を観たことがない、という人は、けっこう多いのかもしれないなあ。

そして、タイタニック号の沈没というのは、宮沢賢治が16歳のときに大事件としてリアルタイムで体験したことだというのも知った。


銀河鉄道の夜』は、ラストがあまりにも悲しすぎて、というか理不尽に思えて、僕にはあまり好きになれないというか、積極的に読み返そうとは思えない作品なのだ。
僕にとっては、子供の頃読んで、もっとも印象に残っている、オスカー・ワイルドの『幸福の王子』と同じ「なんでいい人のほうが不幸になってしまうのだろうと悲しくなる物語」なんだよなあ。
ナルニア国物語』の「さいごの戦い」も、最初に読んだときには「何このブラック夢オチ……」って思ったのだ。


いま、いろんな知識を持ち、文化的な背景をある程度理解した上で読むと、カムパネルラや王子やツバメは、「人々のために尽くして、神様に愛され、天国に召された、本当に『幸せな人物』として描かれた」ということも、頭ではわかるようになった。


でも、結局のところ、なんだか納得できないという気持ちは、いまでも消えることはない。
「信じるもの」を持たない人生って、それはそれでけっこう難しいものだ。
ただ、そういうところが引っかかっているからこそ、これらの物語はずっと忘れられないものでもあるのだ。


あの『いないいないばあっ!』の「ことちゃん」が18歳になっていることに、ものすごく驚いた.成長するのは当たり前なんだけれど、なんだか急に大きくなったみたいで。


25時に就寝。


画集 銀河鉄道の夜

画集 銀河鉄道の夜