じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

節分に恵方巻きと映画『本能寺ホテル』

 2月3日、節分。
 そうか、いつのまにか2017年も1ヵ月終わってしまったのだな、などと、あらためて思う。
 最近の節分といえば、コンビニなどでの恵方巻のノルマが話題になっていたのだが、僕は巻き寿司大好きなので、海苔がパリパリで具だくさんの巻き寿司が食べられるのはけっこう嬉しい。というかああいう巻き寿司って、この時期だけの季節ものだけじゃなくて、通年のレギュラーメニューにしてくれればいいのに。けっこうファンはいるはずなのだが。

 夜、映画館で『本能寺ホテル』を観賞。
 なんとなく、万城目学さんごめんなさい、と思いながら。
 気軽に観られそうでまだ未見の映画がちょうど無かったのだ。
 まあ、期待しないで観ると、綾瀬はるかさんをたっぷり観られたので満足、という映画ではあった。
 というか、綾瀬さんの胸元ばかりに目がいって困る。
 「僕と君とその周辺で完結するセカイを救うお話」(『ニコニコ大百科』の定義)がセカイ系とするならば、この『本能寺ホテル』というのは、歴史を変えた大きな出来事が、どこにでもいるような主人公を救うために奉仕するという、いわば「逆セカイ系」の物語だ。
 こういう映画に時代考証とか歴史的事実とかを突きつけても無意味なのだが、それにしても無防備織田信長だよなあ。
 本能寺は城ではないので、外部に開かれていて攻めやすそうではあるけれど、逆に、信長は逃げようと思えば逃げられたのではないか、とか、明智光秀が謀反した際に、明智勢でひとりやふたり、本能寺に通報するものがいなかったのか、とか。
 とりあえずあの場を逃れることさえできれば、信長はすぐに態勢を建て直すことができたはず。
 本能寺の変は、日本の歴史上最もドラマチックな場面ではあるけれど、光秀が謀反に踏み切った理由も含め、謎が多いとされている。
 まあとりあえず、それなりに楽しめたというか、綾瀬はるかさんが好きなら、まあ許容範囲、という映画だと思う。
 テレビのスペシャルドラマでちょうどいい感じだけどさ。


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