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じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『神ってる! 有吉大明神』を観て、いちばん「神っていた」のは緒方監督だったのではないか、と思った。

 ここでも雪が積もるのではないか、と言われていたのだけれど、結局、寒くはあったけれど、雪は降らず。小倉競馬は中止になったので、北九州はもっと天候が荒れていたのかもしれないが。

 夜、録画していた『神ってる! 有吉大明神』を観賞。
 広島のローカル局RCCから1年に一度だけ全国ネットされる番組なのだそうだ。
 有吉弘行さん司会で、クックパッドの躍進とメガネコーディネーター、カープの緒方監督の優勝秘話という3つの「神ってる」を紹介する、という企画。
 クックパッドって、もう社員が250人もいて、こんなに大きな会社になっているのか……
 投稿者にしか見られない「自分が投稿したレシピのアクセス状況」のページもある、というのを知り、人間というのはお金だけじゃなくて、自分の行動への誰かの反応があれば、嬉しくなるし、ハマるものだよなあ、とあらためて思う。
 ネットでものを書く理由というのも、お金だけじゃないのだ。
 そして、クックパッドへのアクセスが伸びたきっかけは、スマートフォンの普及だった、というのも、言われてみれば、たしかにそうだろうな、と。
 レシピをわざわざ印刷しなくても持ち運べるようになったことで、圧倒的に便利になったのだ。
 デバイスの変化が、コンテンツの価値を大きく変えることもある。

 緒方監督のエピソードは、カープファンとしてはさんざん聞いていた話にもかかわらず、そして、緒方監督を演じていたのがアンガールズの山根さんという、キャスティングにもかかわらず、優勝の場面を見て目を潤ませてしまった。年を取って涙もろくなった、というのはもちろんあるのだろうけれど、いまだに、2016年のリーグ優勝のVTRを見ると、目頭が熱くなってしまう。黒田さんと新井選手の抱擁シーンとか、ほぼ100%涙腺決壊。

 2015年、黒田の復帰で、前田健太とのダブルエースで優勝を期待されていた(そして、ジョンソンもあんなに活躍した)、カープは4位に沈んだ。
 緒方監督は「人の話を聞かず、ずっと監督室に籠もって、ビデオで『研究』ばかりしている」と言われていたし、カープファンも「せっかく野村謙二郎監督が積み上げてきたものを、台無しにしてしまった」と落胆していたのだ。
 2016年も「まだ緒方政権が続くのか……」と暗黒時代の予感すら漂っていた。

 しかしながら、緒方監督の2年目には、予想外の変化がみられた。
 これまでは厳しいばかりだった選手たちに、練習中、あるいはメディアを通じて温かい言葉をかけるようになったし、采配も柔軟になった。これまでは「もっと長いイニングを投げなくては」ということで、毎回好投しながらも球数が増えると打たれる、を繰り返していた野村祐輔を、「抑えていても6回くらいで降板させ、早めに継投していく」ようになった。
 ルーキー・岡田が1点差の2アウト3塁で、DeNAの筒香と勝負して打たれた場面を試合後に振り返って、「勝負しろと言った。これから全部逃げるのか。まだそんな時期じゃない」とコメントしていたのをみて、ひとりのカープファンとして、なんだかすごく嬉しかった。
 緒方監督が変わったから結果が出たのか、結果が出たことが緒方監督を変えたのか、とシーズン中ずっと考えていたのだけれど、この番組を観て、かな子夫人の言葉を聞いて、緒方監督は、自分の問題点に気づき、あるいは家族に気づかされ、自分を変えようとしていた、ということがわかった。
 試合に負けた日も、ファンからヤジではなく、「次がんばれ!」という声援が聞こえてくるようになったそうだ。
 物事というのは、うまくいっているときには、良い方、良い方に転がっていくことがある。

 もちろん、努力したから、立派な監督だから、結果が必ず出る、ということではない。
 オリックスの森脇監督のソフトバンクと最後まで競っての2位と、その翌年の大不振での休養をみると、同じ人が同じくらいの戦力にみえるチームを率いていても、出てくる結果が大きく違うのがプロ野球の世界なのだ。

 緒方監督は、一度どん底に落ちて、そこから、「変わろうとした」のだ。
 人は、いくつになっても、変わろうとすることはできる。
 そして、その人をみて、周りも変わっていく。

 それにしても、かな子さん、相変わらず綺麗だったな。

 24時に就寝。


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