じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

ああ、親というのは、こういう気持ちで子供のマラソン大会を観ていたのか。

 昨日は暖かい日だったのだけれど、今日はまた寒い朝だった。
 お昼前に、長男の小学校へマラソン大会を観に行った。
 なんだか昨夜はうまく眠れなくて、寝不足でもあったのだが、ものすごく見に来て欲しそうにしていたので。
 まあ、こういうのも、あと何年かすれば、こちらが行くと言っても「来なくていい」と言われるものだし。
 とりあえず見守ってやるか、というような気持ちで観はじめたのだけれど、実際に小学生たちが息を切らして走り、なんとか抜こう、抜かれないようにしよう、と歯を食いしばっている姿をみると、その生命力みたいなものに圧倒されてしまう。なぜなのかよくわからないが、涙が出そうになる。
 なんかもう、順位とかは良いから、最後まで諦めずに、とにかく無事に走りきってくれ、お願いだから。
 ああ、親というのは、こういう気持ちで子供のマラソン大会を観ていたのか。
 僕自身はマラソン大会には全く良い思い出がなく、昔、『ちびまる子ちゃん』で、マラソン嫌いのまる子が、大会前に、「これで今年のマラソン大会が終わっても、来年になったら、またマラソン大会……」と、1年後のことまで想像して憂いに沈むシーンにものすごく共感した。
 走るのが遅い子供にとっては、マラソン大会なんて、キツいし格好悪いして、拷問以外の何物でもない……

 でも、大人にとっては、ただ、子供たちが一生懸命走っている、というだけで、けっこう感動的なイベントなんだな、マラソン大会って。
 ちなみに、長男は最後まで粘り強く走り、なかなかの結果も残してくれた。
 これは、僕に似なくてよかったよ。

 長男と帰りにコンビニに寄って、一緒にファミチキを食べてから帰宅。
 新商品の「チーズファミチキ」にしてみる?と尋ねてみると「普通のがいい」とのこと。こういう食べ物に冒険しないところも、なんとなく親に似ている、ような気がするな。


 長男が塾に行っているあいだに、昨夜の『ドキュメント72時間』を観賞。
 「横須賀 軍艦の見える公園で」
 日常に軍艦がいるというのは、なんだか不思議な風景なのだけれど、「慣れれば怖いとか全然ないですよ」とインタビューされた女性が言っていた。
 あと、防衛大学校女性学生たちが「当事者として、軍艦をみると、全然違ってみえる」という話を真剣にしていたのが印象的だった。
 以前、診療に行っていた自衛隊の駐屯地で、若い隊員が「訓練キツいっすよ……」とボヤきながら、筋肉隆々の身体をしていたのを思い出す。
 極限状態で正気でいるのは、精神力以前に、体力がないと難しいのだよなあ。
 軍艦を「カッコいい」で語れる時代がずっと続いてくれれば良いのだが。

 24時に就寝。


川べりの家

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