阪神大賞典にサトノダイヤモンドが出走。
個人的には、サトノダイヤモンドはステイヤーではないのに、あえてこのレースに使わなくても良いのではないか、と思っていた。
菊花賞に圧勝してはいるけれど、あくまでも他馬と圧倒的な力の差があったからであって、血統や折り合いを考えても、距離が伸びることがプラスになるとは思えなかったのだ。今日のレースも、単勝1.1倍はさすがに信頼しすぎだと感じていた。
まあ、結果は長距離実績のある強豪シュヴァルグランをきっちり捉えての完勝ではあったのだけれど、ルメール騎手も少し折り合いに苦労していたようにみえたし、あえて長距離に使わなくてもなあ、という気がする。
どうしても天皇賞を獲りたければ、大阪杯から春の天皇賞、宝塚記念で良かったのでは……池江調教師は、凱旋門賞のロンシャンでの2400mに対応するために、日本では3000mを越えるような距離をこなせるスタミナが必要、という判断だそうだけれど。
まあ、実際のところ、今の日本にステイヤー血統の馬はほとんどいないし、いてもスピードがないとオープンまで勝ち上がるのは難しいのだが。
みんな長距離向きじゃない馬なら、単純に強いほうが勝つ、ということなのだろうな。
次走は春の天皇賞だそうだが、このレース、本当に人気馬にとっては「魔物」だからねえ。
『おんな城主 直虎』は第11回「さらば愛しき人よ」。
3人がまた昔のような良い雰囲気になったと思ったら、今度は直親が退場するのか……
このドラマでの描かれかたでは、今川と松平の両勢力の板挟みにあって、かわいそうに……というよりは、自らの判断ミスで墓穴を掘った、という感じだった。
そりゃ、桶狭間の大敗で見切りをつけられた今川は怒るだろうし、松平だって、井伊のためにあの時点で今川と事を構えるのは望まないに決まっている。
直親は不運だったのではなく、今川の衰退に舞い上がってしまい、「勝負に敗れた」のだ。
それにしても、妻子との感動的な別れのあとに、直親がおとわに会って、「あれが唯一の良い思い出」とか「戻ってきたら一緒になろう」とか言っていたのには正直がっかりした。
いやもう死亡フラグ立ちまくっているし、本人も生きて帰ってこられるとは思っていない、というのはわかるのだ。誰にも見えないところで、2人だけであれば、そういう未練もわからなくはないし、設定上はそうなのだろう。
だが、直親の妻子との別れを観たばかりの一視聴者としては、「その気持ちは隠したまま死んでほしかった……」と思わずにはいられない。
それが「21世紀のモラル」だということは百も承知なのだが。
直親の妻である「しの」がおとわに抱いていた複雑な感情をドラマで見せられているしなあ。
これで直親死後の井伊家をおとわが仕切るというのだから、「しの」とは直政を産むためだけの存在だったのか?
脚本家としては「感動のシーン」のつもりだったのかもしれないが、僕は本当にドン引きした。というか、直親への好感度が地に落ちた。直親は、黙って抱きしめるだけで良かったのに。
しかし、3か月ずっと、次々に人が死に続けている大河ドラマだな。
25時に就寝。
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