じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

だいすけお兄さんの最後の週と松本零士先生の片づかない家

 朝、『おかあさんといっしょ』の音を車で流していて、だいすけお兄さんは3月いっぱいだったことを思い出した。
 昨年、たくみおねえさんがいなくなってしまってから、もう1年も経つのか。
 これだけ長い間やってきたにもかかわらず、最後の挨拶以外では「ふつうに」振る舞わなければならないというのは、けっこう大変だよなあ。
 僕が自分の子どもたちとこの番組を観るようになってからは、ずっと、だいすけお兄さんだっただけに、代わるとなると寂しくもある。
 歌の上手さや良い意味での「アクのなさ」など、だいすけお兄さんは、まさに「理想のうたのお兄さん」だと思う。

 野球賭博に関わったということで1年間の失格処分を受けていた高木京介投手が巨人と育成契約。「使える」選手は復帰できて、活躍が期待できない選手は永久追放か、という気もしなくはないけれど、伝えられている範囲では、賭博への関与度がかなり違うようなので、とりあえず復帰したからには(カープ戦以外では)がんばっていただきたい。
 あの事件には大いに失望したのだけれど、先輩や仲間から、「そういうこと」をもちかけられたら、キッパリと断るというのはけっこう難しいのかもしれないな、とも思うし。
 悪いことだとわかっていても、みんながやっていることを「自分がやらない」と拒否するのは勇気が要ることなのだ。

 夜、『グレートコネクション』という、「あなたよりスゴイ知り合いを紹介してください」と辿っていく、という番組をみた。
 松本零士先生の自宅にバラエティ発潜入、ということだったのだが、『銀河鉄道999』をイメージしたと思われるオシャレなドアの豪邸の中には段ボールに入ったままのものがたくさんあって、まるで引っ越し直後のよう。片付けが苦手な人なのか、とにかくものが多すぎるのか。松本先生くらいの大家になると、送られてくるものもたくさんありそうだしなあ。
 続いて、ちばてつや先生が。
 矢吹丈は最後に「真っ白になった」とき、生きているのか死んでいるのか、という質問に対して、「自分が元気なときは、『生きている』と思っていたし、そうじゃないときは……」と、仰っていた。
 まあ、いまさらどっちかに決めなくてもいいよね、それは。
 しかし、『あしたのジョー』に関しては、ちばてつや先生が「人気マンガ家が晩年に代表作の続編を描く症候群」に罹患しなくてよかったな、とは思う。
 いやまだ、わからないんだけど、さすがにもう無いよね。梶原一騎さんは亡くなられているし。

 25時に就寝。


fujipon.hatenadiary.com

巨人軍「闇」の深層 (文春新書)

巨人軍「闇」の深層 (文春新書)