今年からG1に昇格した大阪杯。
昨年末の有馬記念以来のキタサンブラックは相変わらずの良い雰囲気ではあったのだが、休み明けに1年ぶりの2000mという距離で、マルターズアポジーなど逃げ馬が揃っていてペースが速くなりそうなことなど、不安材料も少なくない。
まあ、僕は去年の宝塚記念で、先行馬総崩れのなか、際どい3着に粘ったのをみて、この馬の強さを思い知ったので(とか言っているわりには、ジャパンカップでは、このコースで逃げ馬はキツいだろう、と軽視したのだが)、同じ阪神のこのレースでは迷わず軸にすることにした。
休み明けも、一昨年のセントライト記念で、調教で動かず、「まだ全然本調子にない」と言われながらも快勝したのをみて驚いたし。
レース前に北島三郎オーナーのインタビューや武豊騎手がJRAの全G1制覇まであと一つだったのに、新設G1ができてしまった、という話が流れてきて、「これは負けフラグなのでは」とちょっと気にはなったのだが。
レースは、マルターズアポジーの逃げが前半1000m59秒台後半で、だいぶ離れてキタサンブラックなどが追走する、という展開。
予想されたほどのハイペースにはならず、マルターズアポジーが逃げ切ったりして……と一瞬思ったのだが、3コーナーからぐんぐん先頭に迫っていったキタサンブラックの手応えは、隣で騎手の手が動いていたロードヴァンドールとは違い過ぎた。
直線に入ってすぐにマルターズアポジーを交わし、今日はえらく前にいるなあ、と意外だったステファノス以下の追撃に影も踏ませず、キタサンブラックが圧勝で4つめのG1勝利。中距離でもこんなに強いのか。
先行策から終始キタサンをマークしていたステファノスが、直線で内から伸びてきたサトノクラウンを退け、外から迫ってきたヤマカツエースもしのいで2着を確保。
3着にヤマカツエースで、マカヒキは4着。5着アンビシャス。
馬券的には、ステファノスにまで手を広げられたかどうか、に尽きる。
僕はなんとか当てたかったのと、2000mでのG1の実績を評価して買い目に入れていたおかげで、なんとか馬連ゲット(だいたい馬連・枠連、たまに単勝しか買わないので)。
みんな気になりつつも、「キタサンブラック軸でステファノスまで買うと、マカヒキやサトノクラウンや当たってもマイナスになっちゃうしなあ」とか、4歳の新勢力に目がいく、という感じで、ステファノスを買うか買わないか最後まで迷った人は多かったのではないか。それでも、今日は昨日より人気が上がっていて、みんな上手いなあ、と思う。
ステファノスがあんなに前に行くとは予想もしていなかったし、ある意味、人気薄で気楽に乗れればこそ、という川田騎手の好騎乗だった。
これでようやく、今年のG1では初のプラス収支。やれやれ。
サトノクラウンはキタサンブラックをマークして、早めに負かしに行った分、最後にバテてしまった感じで、マカヒキはそれなりの脚で差してきたけれど、現状「普通の強い馬」レベルの印象。ディーマジェスティも迷走しているし、昨年のクラシックでの激闘と海外遠征の負担はけっこう大きかったのかもしれない。あるいは、早熟だったのか。
『おんな城主 直虎』第13回「城主はつらいよ」。
前回の最後に、ドヤ顔で「われが井伊直虎である!」と高らかに宣言したものの、今回は受難続きの直虎さん。
いやしかし、今日の回は、ムロツヨシさん演じる瀬戸方久という人物が、あまりにも感じ悪いので観ていてつらかった。
そこで、「領民の味方」として、あからさまな「いい人モード」に入る直虎も、なんだかなあ。
どうみても、奸物に籠絡されているようにしか思えず、「南渓和尚が還俗すれば良いではないか!」という意見に納得してしまう。
というか、性別云々はさておき、あんな状況でも井伊の係累であることをちらつかせて影響力を行使しつつ、直虎だけを矢面に立たせようとするのは、無責任ではなかろうか。
とりあえず、久々に人が死にまくるような事件のない回ではあった。
25時に就寝。
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