じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

東京スカイツリーと映画『ムーンライト』

 朝から学会に参加。専門領域の話を聞き、ポスターをざっと眺めて、とりあえずお仕事終了。
 今日まで泊まることにしているので、さて、どうするかなと思いつつ、時間があると何か予定を詰め込みたくなるのだよなあ。
 というわけで、まだ一度も行ったことがない、東京スカイツリーへ。
 電車を乗り継いで押上駅まで行くと、もうそこはスカイツリーの入口だった。
 スカイツリーって、東京タワーみたいな感じだと思い込んでいたけれど、実際は高層ショッピングセンターみたいな感じなんだな。展望台に行くためのチケットを買い、エレベーターに乗るまでに、だいたい40分くらい。
 展望台からみても、東京は大きな街で、ここから見る夜景は綺麗だろうなあ。
 しかし、これ以上込むのであれば、それはちょっと御免被りたいところでもある。
 上からみると、小学校や会社の屋上に大きく名前が書いてあって、これは、スカイツリーから見えるように、ということなのだろう。会社や店舗はさておき、小学校を宣伝してもしょうがないんじゃないかな、という気がするけれど、子どもたちにとっては「スカイツリーから自分の学校の名前がみえる」というのは、けっこうワクワクすることなのかもしれない。
 水族館ファンとしては一度は行っておきたかった『すみだ水族館』にも行ってみた。
 「ああ、こんな場所に水族館をつくるのって、大変なんだよね、やっぱり」というのが個人的な感想。
 いろいろ工夫してはいるのが伝わってはくるのだけれど、「山奥のがんばっている寿司屋」みたいな水族館だった。
 一般(大人)の入場料が、2000円ちょっとだからな……

 まだ少し時間があったので、地元では上映されていない、今年のアカデミー作品賞受賞作の『ムーンライト』を観に行った。
 ほとんど満席で、前から2列目の端っこでの観賞。
 なんか眠いなこれ……寝不足だからなのかな……それで、ここからどんなふうに盛り上がっていくのだろう、人種差別についての作品らしいし……でも、けっこう時間経ってるような気がするんだけど……退屈だから長く感じているのかな……
えっ、これで終わりなの?
「あの夜のことを、今でもずっと、覚えている」
あれが、「あの夜」だったの?
アメリカ人にしかわからない微妙な琴線みたいなものがあるのかもしれないけれど、僕には理解しがたい映画だった。なぜこれが、アカデミー作品賞に?
これなら、『ラ・ラ・ランド』のほうが、ずっとマシな選択じゃないのか……

担々麺と餃子を食べ、ビールを飲んでホテルに戻り、24時に就寝。


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ムーンライト

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