じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』をDVDで観た。

 夕方から家で平安Sを観戦。グレイトパールは強かった。
 しかし、川田騎手の勝利インタビューは素っ気なかったなあ。
 何か気に入らないことでもあったの?って尋ねたくなるくらいに。
 もともと、ああいう感じらしいけど、それにしても、あの圧勝劇のあとなのに。

 カープナゴヤドームで中日に2連敗。うーん、打てん。
 中日の又吉投手が左打者に相性が悪いからといって、菊池にエルドレッド、新井まで全員外すというのはさすがに解せん。コンディションの問題はあるんだろうけど、エルドレッド一人いるだけで、一発の怖さはかなり違うだろうに。九里は中5日でも、粘り強く投げてくれたのだが。

 『電王戦』最後の対局、佐藤天彦名人対Ponanzaは、Ponanzaの2連勝で幕を閉じた。実質的には、おそらくもっと前からコンピュータのほうが強かったのだけれど、名人が連敗したことで、ひとつの区切りにはなったのではないか。
 しかしこれから、人間対コンピュータで盛り上がった将棋界は、どうなっていくのだろうか?
 藤井聡太四段がいくら強くてもPonanzaには勝てない、ということは、将棋の人気に影響するのだろうか。
 これは歴史の必然だとはわかっていても、村山聖が命をかけて指しても、Ponanzaは汗ひとつかかずに勝っていたのだろうな、とか思うと、なんだか寂しい気もする。

 映画『湯を沸かすほどの熱い愛』をDVDで観賞。
 『ボクの妻と結婚してください』といい、最近、癌で余命が短い人の生きざま、死にざまの映画ばかり観ているな。
 宮沢りえさん、杉咲花さんの熱演は印象的ではあるけれど、宮沢さんが演じている双葉は愛情も根性も気合もすごくて、「観客としては、この人が癌で長く生きられないことを知っているから許せるような気がするけど、娘さんにとっては毒親というか、パワハラっぽいよなこれ……」とも思う。というか、杉咲さんにあんな格好させたかっただけなんじゃないか監督さん。
 とか言いつつも、「海外旅行くらい、状況考えれば借金しても連れてってあげればいいのに」と思うシーンや、舞台が昔からの銭湯であることが伏線になっていて、こんなベタな展開に感動させられてたまるか……うっ、くっ、と少し泣いた。年を取ると、涙もろくなるよね本当に。困る。
 
 25時に就寝。


湯を沸かすほどの熱い愛  豪華版 [Blu-ray]

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