6月18日、父の日。
自分が父親側としてこの日を迎えるようになったというのは感慨深い。
とはいえ、うちの息子たちは、とりたてて何かをしてくれる、というわけでもない。
いつもありがとう、とは言ってくれたけれど。
2歳の次男の「お兄ちゃんに言われたから、わけがわからないけれど言ってます」という雰囲気が、妙に可愛い。
それはそれで、なんだかちょっと拍子抜けしてしまうのだけれど、男の子ふたりだと、こんなものか。
思い出してみると、僕が子供の頃には、父の日って、何をしたら良いのかよくわからなくて、ひたすら困惑していたような気がする。
僕の父親にとって、父の日は、どんな日だったのだろう。子供心には、気持ち良くビールを飲ませてあげれば満足しているように見えたのだが、内心はどうだったのだろうか。
結局、それを尋ねる機会はなかった。
人というのは、開かれることもないブラックボックスみたいなものをたくさん抱えながら、この世界から消えていく。
明日の朝バタバタしないように車のガソリンを入れにいったら、セルフのスタンドなのに店員さんが寄ってきた。若い男性。
ああ、めんどくさいな、と思っていたら、「いいお天気ですから、洗車はいかがですか?」と少し照れながら声をかけてきて、ああ、これはなんだか上手いな、と感心してしまった。
「良い天気」と絡められると、こういう日に車を綺麗にしたら、気持ちいいだろうな、とポジティブに受け止められる。ものは言いようだな。
いや、結局、洗車はしなかったんだけどさ。
『おんな城主 直虎』は、第24回「さよならだけが人生か?」。
また龍雲丸の話かと思いきや、今回は今川家と新野家の縁談がメイン。
さくら……さくらって、誰?と、思わずスマホで検索してしまったぞ。
『直虎』は全話観ているはずなのに。
他家との縁談で、相手を品定めするために会いに行く直虎。まあ、ドラマだからなんだろうけど、ものすごく暇そうだな。
縁談の相手が「こんな時代だからこそ、忠義を尽くすことが、結果的に自分の価値を高め、身を守ることにつながる」というのは、慧眼だと感心した。
とはいえ、忠義というのは徹底的に尽くすと最後は殉死することになってしまうので、そのあたりの見極めが重要ではある。
あと、直虎の乳母・たけが身を引いたのにはしんみりしてしまったのだけれど、なんなんだあの「うめ」って。
たけの気が変わって帰ってきたにもかかわらず、戻ってきたのが気まずくて他人のふりをしていたのかと思ったぞ。
そうでないとしたら、あまりにも紛らわしい。
すぐに同じような人に入れ替わるだけなら、このドラマのなかで、たけが身を引く描写の意味が薄れてしまうのだが。まさか、うめ登場の場面は、視聴者を笑わせようとしているのか?
あと、市川海老蔵の信長が怖い、それも、カリスマ性がなくて、単に怖いだけ。
海老蔵さんなら、こんなのじゃない魅力的な信長を演じられるだろうに……
なんだか、最近の『直虎』、迷走しているな。ようやく歴史が動きそうな感じだけれど。
24時に就寝。
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