10月最初の仕事の日は、一日中雨だった。
今年は本当に雨の日が多いような気がする。
枝野幸男さんが「立憲民主党」結成を宣言。
安倍さんの自民党は勝ちすぎだと思うし、口先と野心だけの小池さんに乗せられたくはないし、これじゃ共産党や社民党を除けば、自民党がいちばん「左寄り」じゃないのか、と思っていたので(公明党は、基盤を考えると票を入れにくいし)、こういう勢力が生まれて良かったのではないかと思う。
しかし、枝野さん以外のメンバーをみると、これはこれで「口先と頭でっかちなだけ」とも感じられ、悩ましいところではある。
医局で新聞を読んでいたら、小池さんの「希望の党」に投票するという人がけっこうな割合いるようで、郵政改革の小泉劇場、民主党による政権交代、橋下さんの維新の会と、この20年くらいのあいだだけでも、みんな何度「ぶっ壊します」「リセットします」と言う人に騙されているんだ?と呆れてしまう。
まあ、実際のところ、僕も小泉劇場のときには、すっかり乗せられてしまったわけだし、小泉改革が日本にとって良かったのか悪かったのかというのは、評価が分かれるところではあるのだけれど。
こうして流れをみていると、日本のポピュリズムも、どんどん中身が無くなって、掛け声ばっかりになってきているような気がするな。
小池さんとか、「リセットする」って言っているだけで、主張していることは安倍さんとほとんど変わらないというか、「決断力・実行力に欠けている安倍総理のような人」が、兄弟喧嘩しているだけのようにしか思えない。
この人、都知事になってから、自分アピール以外に、何をやったというのか。
築地移転問題も「両方使えばいい」って、小学校の学級会かよ。
僕の中で、「さんざん裏切られた末に立ち上がった枝野さん」の株がこの件で上がっているわけだが、これも「判官びいき」ではあるのだろうな。
枝野さんは、東日本大震災での「枝野寝ろ」のイメージがあって、僕の好感度は高いし。
ただ、政策云々は別として(本来、別にしてはいけないとは思うけど)、さんざん煮え湯を飲まされた人が耐えかねて「逆襲」する、というのは、けっこう応援したくなる人も多いのではなかろうか。『半沢直樹』みたいだものね。
もしかしたら、酷い目にあわされたことが、結果的にはよかった、ということもあるかもしれない。人生、塞翁が馬。
早めに家に帰ったものの、凱旋門賞の疲れか早々に眠ってしまい、中途半端な時間に目が覚め、困ってしまった。
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