じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

第90回アカデミー賞、作品賞は『シェイプ・オブ・ウォーター』

 雨と風の音で、夜中に何度か目が覚めた。
 朝、つい二度寝してしまい、あやうく遅刻するところだった。

 第90回アカデミー賞が発表され、作品賞は『シェイプ・オブ・ウォーター』、監督賞は、この映画のギレルモ・デル・トロ監督。あの『パシフィック・リム』を撮った人か。
 『シェイプ・オブ・ウォーター』、基本的には恋愛映画ということで、僕は苦手なジャンルだし、近くに上映館がない。アカデミー賞を獲らなければ、DVDになってから観ればいいや、と思っていたのだけれど、観に行かねばならなくなった。まあ、これで上映館が増える可能性も高いのか。
 そういえば、去年の『ムーンライト』も、近くに上映館がなくて、東京に出張したときに観たのだよなあ。僕にはあまりピンと来ない映画だったし、上映終了後、後ろから、「これでアカデミー賞か……」というつぶやきが聞こえてきたのを覚えている。
 最近のアカデミー賞は、あえて、観客動員数が多そうなエンターテインメント作品を避けているような気もするし、それは「スルーされがちな良作に光を当てる」という意味では正しいのもわかるのだが。
 ゲイリー・オールドマンが主演男優賞を受賞した『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は伝記もの好きとしてはぜひ観たい。
 しかし、今年は下馬評に近い結果で、選ばれた作品もちょっと地味めではあったな。