じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

もともと相撲界というのは「そういうところ」なのではないか、と考えずにはいられない。

 今日も雨ということもあってか、終日、なんだかぼんやりしていたような気がする。毎年、この3月中旬から4月初めの時期というのは、気分沈みがちなのだ。
 今週は水曜日が祝日ということで、とてもありがたくはある。ツイッターで、「週に1日休日があるとやる気が出てパフォーマンスが上がる人がいるのならば、毎週、週の半ばに休みをつくったらどうか」というのを見たのだが、休みがあると、その分他の日に頑張ろう、という人もいれば、休みまでなんとかやり過ごそう、という人もいて、僕は残念ながら後者なので、ああ、まだ月曜日か、などと思ってしまうのだ。まあ、自分の都合だけでは動けないのがこの仕事。夕方にちょっとしたトラブルなどもあり、ささくれ立った気分で帰宅。
 人が長生きできるようになった時代というのは、どににも行き場がなくなってしまう人が増える時代ではないか、とも思う。
 貴乃花親方の弟子の十両力士が付け人に暴行、というニュースをみて、もうなんだかなあ、という感じ。
 もともと相撲界というのは「そういうところ」なのではないか、と考えずにはいられない。
 こういう話はたくさんあって、表沙汰にしていなかったのが、あの貴乃花親方の弟子ということで、こんなに大きく報道されているのではないか。
 「番付が上のものが正義」という異世界をつくっておいて、内部ではそれを肯定するなかで、世の中の一般的な常識と擦り合わせていくことが難しくなっているのではないか。
 僕は相撲ファンではないのだが、あれだけの体重の人たちが全力でぶつかりあう、という勝負を年に15日×6場所本気でやると身体がもたない、というのであれば、そんな競技はやめてしまうか開催日を減らすかプロレスのようにある程度「内部でのお約束」みたいなものをつくるのも致し方ないのかもしれない。
 

泣き虫 (幻冬舎文庫)

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