じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

辻村深月さんと『本屋大賞』と『直木賞』

 スケジュールが詰まった一日で、朝から憂鬱だったのだが、予想通りに忙しかった。
 昨夜からのどが痛いし、困ったものだ。

 「2018年本屋大賞」の結果発表。大賞は辻村深月さんの『かがみの孤城』。
 僕も今回の候補作のなかで最も好きだったので、納得の大賞だった。
 辻村さんが『鍵のない夢を見る』で、第147回(2012年5月)の直木賞を受賞したときには、「恩田陸さんでさえ直木賞をもらっていないのに、いきなりこの作品で辻村さん?」と疑問になったのだが、その後の活躍をみていると、あのときの選考委員は慧眼だったな、と認めざるをえない。もしかしたら、直木賞を獲ったことが、ステップアップにつながったのかもしれない。もちろん、プレッシャーもあっただろうけど。僕みたいに「なんでこれで直木賞?」とか言う人も少なからずいただろうし。
 ちなみに、恩田陸さんも、その後、『蜜蜂と遠雷』で、直木賞を受賞された。
 点数的にも『かがみの孤城』の圧勝だったが、2位『盤上の向日葵』、3位『屍人荘の殺人』と妥当な順位だと思う。今年はミステリ(っぽい作品も含め)が強かった。

 カープは甲子園で今季初の阪神戦。スマートフォンに入ってくる速報では、途中まで3対1とリードしていて、今日は大丈夫かな、と思っていたのだが、6回に逆転されて、これで3連敗。まだ貯金もあるし、焦る時期でもないのだが。
 先発の薮田は四球連発の大乱調で、今シーズンはオープン戦からずっと不調が続いている。というかこれ、一昨年までの薮田に戻っただけじゃないか。あまり考えたくないが、去年が「確変」だっただけなのでは……


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本屋大賞2018 (本の雑誌増刊)

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