じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

モズアスコットの連闘G1勝利に、「ダビスタ脳」崩壊す。

 好天の日曜日。暑い。そしてロクなことがなかった。
 カープは今日も投壊でロッテに負けた。
 安田記念は、本命にしたサングレーザーが15番枠から好位につけ、手応えもよさそう。
 サングレーザーさえ2着まで来れば的中する、簡単なお仕事のはずだったが……
 うーむ、伸びなかったな、直線のここからもうひと伸び、というところでスワーヴリチャードが寄ってきて、ちょっと怯んだようにもみえたし。
 ただ、今日に関しては、ある程度良い位置につけていないと直線だけでは勝負にならないし、福永騎手は先週に続いて好騎乗だったと思う。買っていた側としては、これでダメなら、馬の力が少し足りないか、府中向きではないか、その両方なのだろうな、という内容だった。
 勝ったのはルメール騎乗のモズアスコット。
 競馬観を揺さぶられる結果となった。
 この馬が強いのは百も承知だけれど、先週京都でオープン特別のレースを走って(出遅れが響いて2着)、今日の東京の安田記念に連闘で出走してきたのには驚いた。
 G1に連闘で出てくるなんて、バカじゃないのか、将来性のある馬を潰したいのかよ、と半ば憤りを感じていたのだが、まさかその馬に勝たれてしまうとは……
 連闘って、『ダービースタリオン』なら、「れんとうに なりますが よろしいですか?」と諌められるのに!小倉の条件戦ならともかく、G1レースだぞ、これ。
 あらためて考えてみれば、連闘だからダメ、と決めつける根拠も、あまり無いんだよね。もちろん、疲れが残るはずではあるけれど、レース間隔を近くすることによって、ある種の気合いみたいなものが高まる馬だっているのかもしれない。
 先週のレースが、本当に「調教代わり」になった可能性もある。


 長い目でみれば、体の負担にはなるだろうと思うのだが、僕はあまりにも「ダビスタ脳」になりすぎていたのかもしれないし、実力はみんなわかっていたはずのモズアスコットが「連闘」というだけでこんなに人気落ちしていた背景には、「ダビスタが競馬界と競馬ファンに与えてきた影響」も少なからずありそうだ。


 ああ、藤澤厩舎がちゃんと4頭出ししてブロックしてくれていれば、モズアスコットは出られずに、僕の馬券も当たっていたかも……と言いたいところだが、アエロリットも8枠からしか買っていないので、今回はもうことごとく裏目な馬券だったから、どうしようもない。
 まあ、どうせなら、2つの予想外が1つのレースで起こってくれて助かった、と思うべきだろう。
 モズアスコットが連闘で勝つG1と、アエロリットが2着に残るG1がそれぞれ行われたら負け額も2倍になっていた。
 サングレーザーは京都のマイルCSなら来る、きっと来る。
 ただし、モズアスコットも(怪我してなかったら)マイルCSでも来そう。


 連闘でG1といえば、オグリキャップの伝説のジャパンカップだよなあ。あのオグリでも、ホーリックスの2着だったのに。
 もちろん、前走がマイルCSというG1レースと安土城Sというオープン特別(モズアスコット2着)という違いはあるけれど、長年の競馬ファンとしては、こんなローテーション、しかも前走出遅れたとはいえ負けた馬に、いきなりG1を勝たれるなんて……と絶句せざるをえない。情けねえ。
 無理、この馬券は僕には無理だ。というか、これがありなら、なんでもありだよな。
 
 
 こんなの僕のほうが予後不良になってしまう……


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