人の死が、「PVを稼げるコンテンツ」だとみなされている世界 - じっぽ当直日誌・スーパーマイルド＠はてな

　6月最終週の月曜日。
　昨日はいろんなことがあってあまり眠れないまま、1週間をはじめることになってしまったな……と思いかけて、小休止。それでもまだ、僕には月曜日があるのだ。
　そろそろ梅雨明けしそうな猛暑。昨日の阪神競馬場が良馬場だったらなあ。
　ワールドカップ、夜中のコロンビア対ポーランドの試合は、3対0でコロンビアの圧勝。よくこんな相手に勝てたな、そりゃ、さまざまなボーナスポイントがあったとはいえ。おかげで、3戦目は、決勝トーナメントに進むためには勝たなければならないコロンビアと対戦するセネガルと、敗退が決まったポーランドとの試合の日本代表、という構図になった。状況としては、最高のお膳立て、と言ってもよかろう。
　ただ、こういう勝負って、ものすごく有利になった側が、往々にして「勝たなければならない」というプレッシャーに負けてしまうことがある。

　終日仕事をしながら、ふと時間ができると、hagexさんのことが頭に浮かんできた。
　悼みの声と同時に、まとめサイトが事件のことを一斉に採りあげ、「hagexさんって、結婚してるの？家族は？」というような、検索に最適化されているだけで内容が全くないサイトが雨後の筍のように乱立していた。
　人の死が、「PVを稼げるコンテンツ」だとみなされている世界。
　僕もその一員なのだ。
　Yahoo!のトップページに"hagex"の名前を見つけ、「ああ、ブロガーの夢、Yahoo!ニュースのトップだ……まさか、こんな形で名前が出ることになるなんて……」と、ちょっとしんみりしてしまった。
　

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