6月もあと少し。今月は本当にロクなことがないので、さっさと終わっていただきたい。月が変われば……なんていうのは思い込みにすぎないのかもしれないが、気分だけでも変えたい。まあ、そんな僕の運をすべて受け取ったかのごとく、ワールドカップで日本代表チームは頑張ってくれているわけだけれども。
夜、車を運転していたら、信号待ちで、隣の車線の車の運転席の知らない人が、いきなりこちらにカメラ(携帯?)を向けて、写真を撮っていた。あくまでも「こちら側」ということで、僕を撮ったわけではないのかもしれないが、周りにわざわざ撮影する必要がありそうなものもなく、何か恨みを買うようなことをしたのかと考えてみたのだが、そういうこともなさそうなんだけれども。世の中いろいろ物騒なので、気持ち悪いよなあ。
しょっちゅうカメラを向けられる有名人とか、たまったものではないだろう。
いや、彼らは撮影されても、「勝手に撮るなよ!」と憤ることはあっても、「なぜこっちを撮るんだ?」という疑問は持たないのか。
ワールドカップのグループFは、2連勝しているメキシコが圧倒的に有利で、ドイツが韓国に勝って決勝進出だろうな、と思いきや、スウェーデンがメキシコからリードを奪い、韓国とドイツは後半30分くらいまで0−0。このままだと、落ちるのはドイツかメキシコ、ということになる。ドイツが韓国と引き分けか負けだと、メキシコが決勝トーナメントへ。ドイツが韓国に勝てば、ドイツが残って、メキシコが落ちる。あのドイツが落ちるのか、それとも、このグループを独走していたはずのメキシコが、いきなり最後で足元をすくわれるのか?
それにしても、ドイツって、こんなに覇気のないチームだったっけ?
とくに興味があるグループではなかったのだが、さすがにこの状況だと観ていて面白い。
なかなかドイツはゴールを決められないねえ……
このまま0−0で終わってしまうのかと思った。
ところが、アディショナルタイムで、先制したのは、なんと韓国。
一度はオフサイドと判定されたものの、VTRをみると、オフサイドにはみえない。
VARでの判定を経て、韓国のゴールが認められた。
さらに、全員攻撃を仕掛けるドイツからボールを奪い、無人のゴールに試合を決める追加点。
韓国にとっては決勝トーナメント進出はほぼ消えた状況だったとはいえ、勝たないと決勝トーナメントに進めない「本気」のドイツにワールドカップ本戦で勝利したのだから、アジア勢にとっては歴史的な偉業だ。そういう「勝たなければいけない」という気持ちが、ドイツの焦りを生んだのかもしれないが、それにしても、あのドイツでも、こんな試合をしてしまうのか。
ドイツの選手たちは、ずっと「なんで? なんで?」って思いながらプレーしていたように見えるものなあ。ただ、これまでの戦いぶりを振り返ってみても、もともとドイツはイメージほど強くはなかった、ということなのだろう。
韓国代表は、きついグループに入って2連敗と散々だったけれど、この勝ちだけで、だいぶ風向きが変わりそう。
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