じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「博多の中心で、『ゲームセンターCX』に愛をさけぶ」人々

 せっかくの平日休が、早朝からお腹をこわしてしまい、少し眠ってはトイレに起きだす、その繰り返し。
 とはいえ、『ゲームセンターCX博物館』は来週の月曜日までの開催で、今日を逃せば混雑するに決まっているので、なんとか調子が落ち着いたことにして出かけた。
 博多駅に久々に行ったのだけれど、相変わらず人が多い。会場のHMV博多に着いたのだが、博物館が開催されている場所を探すのに、ちょっと手間取ってしまった。平日の昼間から人がいるのだろうか、それとも、大賑わいなのだろうか、とおそるおそる入場してみたのだが、この時間帯だと、10人くらいが会場内で静かに展示を眺めている、という雰囲気。僕と同世代くらいから、20代くらいの若者まで。あと、女性の割合がけっこう多かったのは意外だった。
 課長が坐っている椅子が、僕が外来で座っている椅子と同じようなモデルだったことにちょっと感動したり、VRをはじめて体験したり(でも、あの使い方の説明はあまりにも不親切というかわかりにくいので、改善してもらいたいなあ)、課長やスタッフの直筆メッセージをじっくり眺めていくと、けっこう時間が経っていた。僕のような「ゲームセンターCX廃人」になると、番組の話題というだけで、なんだかにやけてしまうのだ。傍からみたら、実に気持ち悪いオッサンだったと思う。
 番組初回では、菅プロデューサーが、有野課長さんに「5時間もゲームさせてしまってすみません」と謝ったそうだ。
 有野課長任天堂の故・岩田聡社長と楽しそうに対談している写真もあった。あの大会社の社長が、ほんとうにふらっと、という感じでやってきて、収録場所の何もない控室で待ってくれ、有野さんと気さくに話をしていたそうだ。そのあと、スタッフは興奮状態で連れ立って飲みにいったのだとか。「もう一度だけ、お話したかった」博多の中心で、涙をこらえる。
 あと、番組そのもののコンテンツではないのだけれど、会場に置かれていたゲームセンターCXへのメッセージを書く色紙が、九州各地から来た人々の番組と有野課長、スタッフへの愛で埋め尽くされていて、長年のファンのひとりとして感動してしまった。おかげで、僕が書くスペースが無いじゃないか!
 何かのファンであることは、こうして見えないところで多くの人とつながっているのだな、ということを実感できた。
 観ている間はいろんなことを忘れていたのだが、見終えてグッズを買い終えるとお腹も不調を思い出したらしく、ジャンプ版のファミコンミニ宇多田ヒカルの新譜を買って、あわただしく帰宅。

 夜、また少し『ザンキゼロ』をやって就寝。


f:id:fujipon:20180713081614j:plain
f:id:fujipon:20180713074828j:plain