じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、残念な『スター・ウォーズ』だと言わざるをえない。

 あの豪雨から、もう1週間が経つ。
 とはいえ、九州でもまだ九州自動車道が一部通行止めになっている状況で、ライフラインに影響が出たり、物資が届かない地域も全国にはたくさんある。
 最近、仕事を終えると毎日ぐったりしてしまうのだよなあ。そんなにハードな仕事をしているわけでもないはずなのに。

 レイトショーで、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』を観に行った。
 『スター・ウォーズ』シリーズはスピンアウト作品も含めて、ずっと映画館で観ているので、評判がいまひとつの今作も。世間は明日から三連休の人も多いのか、映画館は賑わっていたのだが、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のおかげだったみたい。ここで三連休で、来週末からは夏休みとか、羨ましいよな本当に。

 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、観ながら何度も眠くなり、時間を確認したくなる映画だった。
 ありがちなSF映画としては、けっして最低最悪のデキではないのかもしれないが、『スター・ウォーズ』という看板を背負っていると、こちらの評価も辛くなるところもあり、何一つ「この作品ならでは」という見せ場もなかった。僕は別にハン・ソロハリソン・フォードじゃないと!というようなこだわりはないし、チューバッカとの絡みをみていると少し嬉しくもなるのだが、「でも、結局、エピソード7では、ああなっちゃうんだよな」などと考えてしまうし、この作品で描かれているハン・ソロは、「中途半端な小悪党」でしかないのだよなあ。
 『スター・ウォーズ』という、善と悪が対立する大きな世界観のなかでは、ハン・ソロのどちらに転ぶかわからないような危うさは人間味だと感じられるのだが、悪党ばっかりが出てくるこの映画では、「なんかうまく立ち回っているだけの人」なんだよね。
 続編をつくるつもりみたいだったけれど、これは厳しそう。というか、『スター・ウォーズ』じゃなかったら、もっと大コケしていたのではなかろうか。だいたい、身内で銀河の運命を左右しすぎなんだよな。みんなの評価は、けっこう正しい、というところ。

 

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー オリジナル・サウンドトラック

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー オリジナル・サウンドトラック