じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

学校のクーラー問題と次世代への呪い

 暑い、毎日暑い。
 こればかり書いていると、他に書くことがないのかと自分でも思うけれど。
 平日休みではあったのだが、日中、最低限の用事だけ済ませるために外出。もう、外気温が38度とかでも驚かなくなってしまった。
 クーラーがない小学校が3割以上あるというのをネットでみて、「3割も!」というのと、「もう、7割近くの学校ではクーラーがあるのが当たり前なんだなあ」というのが入り混じる。
 僕が小学生だった頃には、クーラーそのものがまだかなり贅沢なものと認識されていて、夜になると「クーラーがある部屋」に家族が集まって、みんなそれぞれテレビを観たり本を読んだりしていた。要するに、集まったから家族の団らんがあった、というわけでもないのだが、とりあえずひとつの部屋で過ごさざるをえなかったのだ。
 近くに飛行場がある学校は、騒音で窓が開けられないため、教室にクーラーがある、というのを聞いて、羨ましかったものだ。
 
 いまは、一部屋に1台クーラーがある、というのが当たり前になったし、テレビも携帯電話もひとり1台の時代になった。
 そういう意味では、日本は豊かになったのだろう。
 昔の子供たちは我慢していたのだから、という人もいるのだけれど、自分たちが暑くてつらかったからといって、同じ苦痛を次世代に受け継ぐ必要なんてありはしない。
 でも、そういう「自分はこんなにきつい思いをしてきたのだから、他の人も、あるいは今の人も同じ目にあうのが当然」、あるいは「自分の子供時代と今の子供たちは同じにちがいない、同じであるべきだ」と考えている人は、かなり多いのだ。
 昔の自分だって、クーラーがあったら良いのに、と思っていたはずなのに。
 しかし、教室にクーラーがついても、炎天下で運動部は練習しているのだよなあ。

 夜は家で『ザンキゼロ』をやっていた。現在ステージ4。難易度の高さとめんどくささに挫折しそうだったので、攻略情報を解禁して進めているが、それでもやっぱり難しいし、死にまくる。このゲームの場合、キャラクターの死による成長、というのが大事なので、「死なないようにリセット」すれば良い、というものでもないのだが。
 それでも、今日は、手も足も出ない感じよりは、少しマシにはなってきた。プレイヤーの運用能力も向上してきているのだろう。