9月最初の日曜日。夜、けっこう激しい雨が降った。
新潟記念にブラストワンピースが出走してきて、どんな競馬をするのかと思っていたのだが、後方からレースを進めて、直線では外ラチ沿いをグイグイと伸びて快勝。
強かった、強かったのだが……
うーむ、ダービーで直線スムースに抜けられず、少し脚を余した感じで惜敗したレースを思うと、菊花賞前のトライアルとして選んだはずのこのレースで、こんな競馬で良かったのか?という疑問は残る。相手関係を考えれば、このレースを勝つためなら、不利を受けないことを最優先に進路は大外で良いのだろうけれど、新潟記念が目標の馬ではないはず。相手が強くなり、直線一気では勝負にならない菊花賞や天皇賞・秋に向けてのステップとしては、前で折り合うとか、狭いところを少ないロスで抜けようとするような競馬を試してみるべきではなかったのか。
この新潟記念というレース選択といい、大竹厩舎は、新しいことをやろうとして結果に結びついていないというか、かえって失敗しているようにみえるのだ。
見た目には派手な勝ち方だし、馬が強いのはわかったけれど、あまりにも本番につながりそうもない快勝に、かえって不満と不安が残るレースだった。
僕がこんなことを言っていたら、次走も圧勝してごめんなさい、ということになりそうな予感もするけれど。
さくらももこ先生の訃報が公表されてから、はじめての『ちびまる子ちゃん』。
今日は、アニメの第1話「まる子、きょうだいげんかをする」(1990年1月7日放送)をリメイクしたもの(2011年10月に放送)の再放送などに内容が変更されていた。
ああ、この話、観たことある!第1話を観たのか、リメイク版だったかは記憶にないけれど。
「まる子は、もう一声値が上がれば引き下がってもよいと考えていた」
「実際にひどい目にあわされても、ギャフンなどという人はいない」
ああ、さすがに第1話だけあって、『ちびまる子ちゃん』らしさが詰まったエピソードだなあ。
まる子が腹いせに名前のところに「バカ」と大書したノートが、最後にまる子のもとに戻ってくるオチも素晴らしい。
声の出演の「お姉ちゃん」は、(当たり前だが)水谷優子さんだった。
さくらももこさんは落語家になろうとしたことがあったそうだけれど、こうしてみてみると、たしかに、落語のような構成にも感じる。
このアニメがはじまったときには、30年間も続くとは思っていなかっただろうから(途中、一時休んでいたときもあった)、最初のほうの回は、まさに「出しつくす」つもりで作られていたはずで、あらためて観なおしたくなった。
懐かしさと追悼が半々くらいの気持ちで観たのだけれど、今、40代半ばのオッサンが観ても、ものすごく面白くて驚いた。
そして、さくらももこ先生がいなくなってしまったことが、また悲しくなった。
カープはヤクルトに3連勝。マジックがどんどん減っていく。
それは嬉しいことではあるのだけれど、もう少しゆっくり優勝への過程を味わいたいような気もする。
今はまさにカープにとって黄金時代だけれど、それが永遠に続くわけではない。
贅沢な注文だというのは、わかっているのだけれども。
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