朝起きてニュースを確認したら、大坂なおみ選手が、テニスの全米オープン女子シングル決勝で、セリーナ・ウィリアムズ選手にストレート勝ちして初優勝していた。
日本人のテニスの四大大会優勝は、男女通じて、これが初めて、とのこと。
ウィリアムズ選手は試合中、かなり感情が高ぶって荒れていたが、大坂選手は動じることなく有利に試合を進め、試合後には「(みんなセリーナ・ウィリムズ選手の復活優勝を期待していたのに)こんな終わり方になって申し訳ない」と語っていた。
ウィリアムズ選手がそんな状態だったから、大坂選手は有利に試合を進められたのかもしれないし、現時点の力でかなわないと思ったから、ウィリアムズ選手が苛立っていた可能性もあるのだが。
優勝賞金が4億円以上らしくて、これまでの生涯獲得賞金をこの優勝賞金だけで超えてしまうらしい。宝くじに当たったくらいの賞金って、すごいよねえ。
このニュースを聞いて、準決勝でまたもジョコビッチ選手に敗れた錦織圭選手のことを思い出した。いままで何度も、四大大会で、あと少しのところまで進みながら優勝には手が届かなかった錦織選手。日本人最初の四大大会優勝者にもっとも近いのは錦織選手だと思っていたのだが。
なんだか、F1日本グランプリで、みんなが中嶋悟の「日本人初表彰台」を期待していたが、鈴木亜久里が3位になったときのことを思い出した。
勝負事というのは、勢いというか、壁というものを意識する前にぶち破ってしまうことが往々にしてあるのだろう。
逆に、何度も壁に跳ね返されると、そこでネガティブなイメージを払拭できなくなったり、プレッシャーが大きくなったりするのだよなあ。
大坂選手は、今回の優勝で、賞金だけでなく、選手としての知名度と好感度も得た。
お昼前に移動しながらラジオを聴いていたら、木村拓哉さんが自分の番組で、二宮和也さんと対談していた。二宮さんの下の名前って、「かずや」じゃなくて「かずなり」なんだな。有名人の知っているつもりで間違っている名前としては、有吉弘行さんを、僕はずっと「ひろゆき」あと思っていた(実際は「ひろいき」)。下の名前って、呼ばれない人は呼ばれないし、「ひろいき」って言っていても、僕の耳には「ひろゆき」と変換されて聞こえていたような気がする。なんのかんの言っても似た音だし。
その対談のなかで、二宮さんが、「そういうのがもっとも苦手」だという、海外の演出家のワークショップに参加させられたときの話をしていて、その演出家に「動物になりきってみて」と言われたのだそうだ。
「猿だったら『ウキー』とか、象だったら『パオーン』とかやればいいんでしょうけど、僕は、そういうのがすごく恥ずかしくて、できないんですよ。それで、考えた末に、壁にへばりついて、『カメレオン』をやったんですけど、そうしたら、その演出家のひとが『お前、消えてないよ!』って……」
木村拓哉さんと二宮さんは二人で大笑いしていて、聴いていた僕も車の中で思わず一緒に笑ってしまった。
それって、コントにしか見えないよ。
二宮さんは、そのあと、「いや、『消える』っていっても、本当に消えるのはできないので、気配を消そうとするとか、なんらかの工夫をしろ、ってことなんでしょうけど……」とフォローしていたのだけれど、なかなか面白い対談だった。
ジャニーズのタレントの人気は「見た目」のおかげだと思いたくなるのだが、彼らはトークも上手いんだよなあ。
映画「検察側の罪人』も、ちょっと観てみたくなった。
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