今日は早番だったので早めに病院に着いて待機していたのだが、朝からトラブルが多くて気が滅入る一日だった。まあでも結局病院でいちばん難しいのも人間関係ではあるのだよなあ。
どうしようもないことでも声を荒げてくる人はいる。
待合室でテレビを眺めていたら、台風の進路が文字通り「日本列島を横断」だったので、まじまじと見つめてしまった。スプリンターズSは馬場云々というより、開催できるのか?という感じだ。枠順はファインニードル4枠8番、ナックビーナス6枠12番と、それぞれ良いところに入ったが、どうなることやら。宝塚記念のワーザー・ショックがまだ尾を引いていて、何が来てもおかしくない気分になっている。
夜、ネットで、「エルドレッドが帰国」というのをみて驚いた。
このタイミングで、あの義理堅い人が帰国して退団?残り試合で調整して、CS、日本シリーズでの切り札としてやってくれるのではないか、と思っていたのに。
よく読んでみると、「首の検査のために、アメリカに一時帰国」ということで、なんという釣りタイトル!だったのだが、この時期に検査しなければいけないような問題があるということは、ポストシーズンには間に合わない公算が強い。そもそも、「検査のために一時帰国」して、そのまま日本に戻ってこない外国人選手はこれまでも大勢いたのだ。
とはいえ、エルドレッドほどの功労者で、ファンにも愛されている選手とこれでお別れ、というのは、あまりにも悲しい。できれば来年も残ってほしい。それこそ、ずっと他の選手の手本として、二軍暮らしが続くとしても。新井さんは復帰してから4年間頑張ってくれたけれど、黒田さん、新井さんが復帰するまで、ずっとBクラスだったカープを支え、優勝できるチームの芽を育ててくれたのは、石原さんやエルドレッド、前田健太なのだ。
今シーズンだって、不調とはいうけれど、二軍でもそれなりに活躍していたし、チーム事情から、バティスタやフランスア、メヒアなど、他の若い外国人選手に出番を譲っていたのも事実だ。
「いざとなったら、エルドレッドが上がってきて、やってくれるだろう」
実績のある選手がまだ控えている、というのは、かなりの安心感をもたらしていたとも思う。
エルドレッドは、自分の影響力も理解していて、二軍でも腐らずに他の選手たちの手本になっていたそうだし。
エルドレッドはカープで引退試合をやるべき選手だと僕は思っている。
胴上げやビールかけで姿をみて、ホッとしていたんだけどなあ。
ネットでの反応をみていたら、カープファンがみんなエルドレッドの去就を心配しているのが伝わってきた。
「エルドレッドがいなくなるのは寂しい」
「それでも、なんとかカープに残ってほしい、コーチや外国人選手の世話係としてでも」
「引退するとしても、引退試合は開催すべき」
ネットではバッシングが目立ちやすいけれど、こういう「あまりメディアには採りあげられない、苦しい立場にある選手への応援の声」も可視化されていることが、嬉しかった。
これも、エルドレッドの人柄のなせるわざ、なんだろうなあ。
ネット社会というのは、「人柄」や「普段の行動」がちゃんと評価される社会なのかもしれない。
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