じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

阪神・金本知憲監督辞任のニュースに、まあそうなるよな、と思った。

 阪神・金本監督辞任のニュースに、まあそうなるよな、と思った。
 カープファンとしては、金本監督には複雑な感情を抱かざるをえないところはあるのだが、今シーズンの阪神の低迷の理由は、鳴り物入りでやってきたロサリオ選手が活躍できなかったことと、若い選手が出てきても怪我や不調でいなくなってしまって、結局、ベテラン頼みになってしまったことだと感じていた。とくに打撃陣に関しては、クリーンナップに糸井、福留とベテランが並んでいるのはカープ的には怖いが将来性は乏しい。
 彼らは素晴らしい選手ではあるけれども、年齢的に上積みは見込めないし、フル出場というわけにもいきそうもない。そもそも、あと何年現役でレギュラーをつとめられるか……
 監督の手腕以前に、外国人選手の獲得や、毎年独自路線で他球団ファンからしたら謎すぎるドラフトなど、フロントの能力に問題がありそうだけれど、金本監督も、大敗している試合で、藤浪を懲罰続投させて、ものすごく球数を放らせたこともあったからなあ。
 結局、この3年間、「野球選手がみんな、金本知憲と同じような体とメンタルの強さを持っているわけではない」ということに気づけないまま終わってしまったようにもみえる。
 

www.nikkansports.com


 金本監督をカープ時代から兄貴分と慕ってきて、一緒にプレーしたいとうことで阪神に移籍までした新井さんは、「(金本さんは、阪神の監督時代が)野球人生の中でも一番苦しかったんじゃないかなと思います」と話していたそうだ。
 監督っていう仕事は、自分がどんなに頑張っても、プレーするのは他の人だものなあ。
 あの金本選手が「一番苦しかった」という「苦しみ」って、とてつもないものだったにちがいない。
 逆に、このタイミングで辞めたのは、本人にとっても良かったのかもしれない。

 新井さんが阪神で、戦力外をほのめかす大減俸を提示され、カープに戻ってきたのが4年前、金本監督が就任したのが3年前であることを考えると、もし、新井さんがあと1年、阪神にいれば、あるいは、金本監督があと1年早く誕生していれば、この2人の野球人生はもう一度交わることになったはずだ。新井さんがいれば、金本監督は、新井さんを通じて選手たちのモチベーションを上げることができ、新井さんも金本監督のもとならば、監督のために、と阪神で奮闘しただろう。
 そうなると、新井さんが黒田さんを「今度は黒田さんの番ですよ」と後押しすることもなく、いまのセリーグは、まったく別の世界になっていたのではないか。
 カープファンにとって、いまの世界線は理想郷なのだが、こうなったのは、ものすごく幸運だったともいえるのだ。


 ジョアン・モレイラ騎手は、JRA騎手の一次試験に不合格。けっこう難しい試験だと言われているし、過去には、安藤勝己さんやミルコ・デムーロクリストフ・ルメールといった騎手としての腕には間違いない人たちも一度ずつ落とされている。
 とはいえ、いまのモレイラ騎手の活躍ぶりを考えると、JRAも「忖度」して、合格させるのではないか、と僕は思っていたのだが。
 良くも悪くも、こういうところは「ちゃんとしている」のだな、JRAは。
 感心するのと同時に、モレイラがせっかくJRAに来たいって言っているのに、あんまり堅いこと言わなくても……という気もする。
 まあ、モレイラが来ても、僕の馬券が当たるわけじゃないんだけどさ。


STEINS;GATE ELITE - Switch

STEINS;GATE ELITE - Switch