じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

2018年日本シリーズ第3戦。負けたけど、すごい試合だったと思いつつも、すごい試合だったけど、負けた、という無念さもほとばしる。

 昨日一日歩き回ったおかげで、全身筋肉痛だし、仕事はやたらとたまっているし。
 とはいえ、火曜日からのスタートというのは、だいぶ助かる。
 日本シリーズは福岡のヤフオクドームに舞台を移して、第3戦。先発はカープが九里、ホークスはミランダ。
 カープは序盤から再三のチャンスをものにできず、もどかしい展開になった。とくに3回の1アウト満塁で菊池、丸で先制できなかったのは、本当にきつかった。九里は素晴らしいピッチングだったのだけれど、踏ん張り切れずに先に2失点。車でラジオを聞きながら、思わずあれこれと毒づく。
 いやほんと、今日のカープは、ここであとひとりヒットで続いてくれれば、というところでことごとく攻撃が途切れ、この1点で我慢できれば、まだまだわからない、という状況で、その「打たれてはいけない1本」を食らっていた。
 とくに岡田!3対4の1点差で出てきて、キレッキレのストレートであっさり2アウトをとって、岡田のリリーフでの全力投球ってすごいな、と感心していたら、不運な当たりでランナーをひとり出すと豹変し、1点取られて気持ちが切れてしまったのか、デスパイネにとどめの3ランを食らってしまった。
 だーかーら!1点取られても、そこで追加点を許さないのが信頼されるピッチャーなんだってば。岡田、投げている球はすごいのにねえ。
 3−8になった時点で、「つまんない、何これ……」とラジオを切って不貞腐れていた。
 家に着き、もう試合終わったかな、とラジオをつけてみると、ウォーーーー!!という地鳴りのような大歓声。
 ちょうど、1点差に迫る安部の満塁ホームランが出たところだったのだ。
 新幹線で1時間半くらいの距離とはいえ、ヤフオクドームには大勢のカープファンが来ていて、それに呼応するかのように、ホークスファンもすごい応援。
 最終回も1点差で鈴木誠也が出塁し、2アウトからバティスタがセンター前ヒットでつなぐという激アツの展開となり、2アウト1塁3塁で、バッターは野間。
 さあ、ここで覚醒した姿を見せてくれ、野間!と気合いを入れてひとりスクワットの体勢に入ったところで、野間はあっさり初球を打ってファーストゴロ。ずっこけて尻もちをつき、大きな溜息をついた。
 野間、こういうところなんだよなあ。追い込まれる前に甘い球を狙おう、という気持ちはわかるし、打てる球だったと思う。
 でも、あれだけ球場が盛り上がり、まさにクライマックスという場面で、初球ファーストゴロは萎える。出オチかよ!と吐き捨ててしまった。
 持ってない、持ってなさすぎる……

 僕のこの高揚した気持ちをどこにぶつければいいのか。
 球場のファンも、きっと同じ気持ちだったはず。
 結果はどうあれ、せめて、もう少し長く緊迫した場面を堪能したかった。
 初球だろうがなんだろうが、野間が同点に追いつくヒットを打っていれば良かったんだけどさ。
 
 1点差でも、負けは負け。
 だが、まだ1勝1敗だし、ここで「カープは最後まで諦めないし、どんなに差がついていても最後までわからない怖い相手だ」というインパクトを与えることができたのは、今後のプラスになるはずだ。
 負けたけど、すごい試合だった。
 そう思いつつも、すごい試合だったけど、負けた、という無念さもほとばしる。

 まだ第3戦、1勝1敗なのに、僕はもう疲れ果てている。しかも、僕がリアルタイムで試合を追っていると勝てないような気がしてきた。
 なんとか、今年だけは。新井さんのために、この時期に居合わせた幸福なカープファンのために。
 ああ、もう、観ているのがつらい。
 ボクの心臓、まだ動いているっ!……三杉くんかよ。


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