じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

ソフトバンクのiPhoneなんて、解約してやる!と息巻いていたら、反撃された。

 ソフトバンクiPhoneなんて、解約してやる!と思っていた。
 僕が払っている料金が、彼らの補強費に繋がっているのならば、間接的に、僕も応援していることになるのだろうから。
 
 だが、奴は僕の憤怒をあざ笑うかのごとく、先手を打ってきたのだ。

 iPhone紛失。
 「iPhoneを探す」機能で確認して、明らかにこのあたりにあるはず、という場所を何度探しても、遺失物コーナーで問い合わせても見つからない。場所が、大きなショッピングモールの中というのも自体を難しくしていた。別の階かもしれないし、紛れ込みそうな場所は無数にあるし、好き勝手に隅々まで探し回るわけにはいかない。
 誰かに盗まれたのではないかと思ったのだが、場所はずっと同じだし、電源も切られてはいない。


 そんなこんなで、数日が経った。
 
 インフルエンザ予防接種の時期であり、仕事そのものは難しくはないが、怒涛の勢いでやってくる問診票を確認し、同じ質問を繰り返して疲労困憊し、iPhone、この機会にXSに……いや、8くらいが身の丈にあっているかな、ホームボタンもあるし……などと考えていた昨日、電話がかかってきた。

 「届けがあったスマートフォン、たぶんこれがお客様のもので間違いないと思うのですが……」

 少し時間が経ってしまったので、ほとんど諦めていたのだ。
 でも、実物を見るまでは……壊れているかもしれないし……
 
 仕事を終えて、確認に行くと、そこにはたしかに僕のiPhoneが!
 ケースに少し傷がついていたくらいで、画面も無事で、ちゃんと動く。ああ、よかった!
 「ソフトバンクなんて、解約してやる!」と息巻いていたにもかかわらず、「よくぞ帰ってきてくれた……」と涙が出そうだ。
 新しいiPhoneは魅力的なのだが、正直、ホームボタンに未練はあるし、10万が飛んでいくのは激痛だし、そもそも、機種変更しに行くのも面倒だし。
 店員さんの説明を聞く時間が、なんとなく気まずいのだよなあ。


 僕のiPhoneが、見つかった場所を聞いて驚いた。
 まさか、ゲームコーナーのそんな場所に入り込んでいたとは……(詳細は伏せます)

 モノというのは、なくなるときには、「なんでそんなことに」ということが起こるのだよなあ。


 係の人に丁寧にお礼を言って、ご飯を食べて帰宅。

 あの日、怒りにまかせて、「解約してやる!」とか叫んでいたのが聞こえていたのではないか、という家出劇。
 すごいな、最近のスマートフォンは。


(SIMフリー) MQ7A2J/A iPhone 8 64GB ゴールド(国内版)

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